宇宙飛行士のバリー・ウィルモア氏とスニータ・ウィリアムズ氏は、今年6月にボーイング社のスターライナー宇宙船初の有人ミッションにて打ち上げられ、約8日間国際宇宙ステーションに滞在し、帰還する予定だった。
しかし現在、宇宙船に技術的な問題が生じていることが発覚しており、彼らは帰還できずにいる。
先週末、ウィルモア氏はステーションにドッキングしているスターライナーのカプセルから「奇妙な音」が聞こえることを報告。「音の発生源や原理は不明」と述べている。
NASAによれば、この音は「脈打つような、ソナーのピン音のようなもの」だという。
ところが幸いにもこの異音は心配するようなものではなかったようで、後にNASAは「国際宇宙ステーションにいるNASAのブッチ・ウィルモア宇宙飛行士が聞いた、ボーイングのスターライナー宇宙船のスピーカーからの脈打つような音は止まりました。スピーカーからのフィードバックは、宇宙ステーションとスターライナー間のオーディオ構成の結果でした。 ノイズやハウリングが発生することはよくあることです」と説明している。
異音の謎が解明されたとはいえ、二人の宇宙飛行士が当分の間宇宙ステーションに取り残されたままという状況に変わりはない。現状、彼らが地球に帰還する次の機会は2025年2月に到着予定のスペースX社のカプセルに乗ることだという。
二人の宇宙飛行士は無事に帰還できるのか、続報に期待したいところだ。
(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
Photo credit: NASA Johnson on Visualhunt.com