UFO・UMA

遭遇すると被曝してしまう最恐のUMA?!「ジーナフォイロ」とは

ジーナフォイロは、アフリカのセネガルやガンビアで目撃されたと言われる飛行タイプのUMAである。その名の由来はウォフロ語の「夜に飛ぶ恐怖」を意味しており、1995年ごろから目撃報告がなされているという。

その形態は、大きさがおよそ1.2メートル、コウモリのような翼を持ち、爬虫類と人間を合わせたような顔に真っ赤な目をしているという。足には3本の鉤爪を持っており、出現の際には大きな白い光と共に現れ、雨の日や雨季には姿を現さないと言われている。セネガルに住む超常現象研究家オーウェン・バーンナムによると、セネガル南部のマティンガ族にジーナフォイロと思しき怪物の伝説が残されている。

このジーナフォイロは、凶暴な攻撃性を持つ類のUMAとは比べ物にならないほどの危険性を持っていると言われている。大きな特徴として、ジーナフォイロは悪臭を放ち、遭遇した際にその真っ赤な目で見られると体が硬直し、息切れを起こして鼓動が速まるというのだ。過ぎ去れば治まるというがこの辺りは序の口であり、嘔吐や頭痛、めまいなどの症状から、最悪の場合衰弱死に至ってしまうとも言われている。

その驚くべき事例は1995年10月9日に発生した。ロイド・グメイナーという人物が帰宅途中、自宅の目の前で飛行し通りかかったジーナフォイロとすれ違ったところ、前述したような体調不良に見舞われ倒れ込んでしまった。病院で診断したところなんと放射性被曝症状に酷似しているとの結果がなされ、一命は取り留めたものの現在も後遺症に苦しんでいるのだという(因みに、このエピソードはオーウゼンの伯父の体験として紹介されているものもあるが、伯父とロイドが同一人物であるかは不明)。

遭遇すると被曝してしまうというあまりに危険すぎるUMAであるが、実在するオオコウモリにインスパイアされた想像上の怪物であるとか、未知の大型コウモリの目撃に尾鰭がついたものであるとか、様々な説が唱えられている。その中で興味深いのは、ジーナフォイロと思われる存在が、アメリカでも目撃されたことがあるというものだ。

ロサンゼルスのアンテロープバレーなどで、奇妙な発光体と共に爬虫類のような謎の飛行生物が何度も目撃されているという。その飛行生物の特徴はジーナフォイロと似ているため、同様の存在ではないかとも言われているが、目撃が1992年と実はアフリカでの目撃・体験談よりも3年ほど早いのである。

この目撃場所が軍需産業地帯ということもあってか、少々陰謀論めいた仮説であるが、ジーナフォイロは軍事研究の過程で誕生した生物兵器であり、その後アフリカへ放たれたのではないかという見方もなされているという。当然、そうした兵器目的であるのなら被害が一件のみに留まっているのは不自然であるため、あくまでこれは陰謀論めいた仮説という次元に留まる。

いずれにせよ、1メートルを超えるコウモリそのものが恐ろしくもあるため、遭遇しないに越したことは無い。

【参考記事・文献】
天野ミチヒロ『本当にいる世界の「未知生物」案内』

【53】見ただけで体調が悪化するアフリカの「ジーナ・フォイロ」
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/17644
まるで忍者のような未確認生物ジーナフォイロ!アフリカの空飛ぶUMAです
https://chahoo.jp/guiafairo/
遭遇したものを被爆させるUMA ~ ジーナフォイロ (ジーナファイロ)
https://x.gd/phn5Lk

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【文 黒蠍けいすけ】

画像 ウィキペディアより引用