アメリカ国防総省にてUFOを調査する専門の部門に新たな長官が任命されて注目を集めている。
米国防総省内でUFOを調査する未確認航空現象タスクフォース(UAPTF)の後継組織として2022年に設立された全領域異常調査室(All-domain Anomaly Resolution Office、AARO)は、長官を務めていた物理学者のショーン・カークパトリック氏が2023年12月に退任、ティム・フィリップスが暫定的なトップを務めていた。
そして先日国防総省は公式プレスリリースの中で、今後のAAROの新常任所長として、量子光学や暗号数学などの関連分野で豊富な経験を持つ科学者、ジョン・T・コスロスキー博士に決定したと発表した。
Jon Kosloski, a longtime national security expert in quantum optics and other novel technology areas, has officially entered the Pentagon as the next permanent director of its AARO, the Defense Department announced Monday. https://t.co/lhoQPJIGSy pic.twitter.com/QsCjOgGTnw
— DefenseScoop (@DefenseScoop) August 29, 2024
プレスリリースには、コスロスキーの略歴へのリンクも掲載され、次のように説明されている。
「AARO所長に任命される前、コスロスキー博士は、国家安全保障局(NSA)の研究局で技術的、指導的地位にあった。その職責において、彼はネットワーキングとコンピューティングの分野で高度なミッション指向の研究を指揮し、自由空間光学の分野では主題専門家として様々な国防総省機関に助言を行っている」
キャスリーン・ヒックス国防副長官は、「ジョンは、国防総省、連邦議会、そしてアメリカ国民に対して未確認の異常現象を研究し説明するAAROの取り組みを強化するために必要な、科学的、技術的スキル、政策知識、そして実績あるリーダーシップの経験というユニークなセットを持っている」と述べている。
新しいリーダーの下、AAROからどのような情報が出てくるのか今から興味が尽きない。
Photo credit: Thomas Hawk on VisualHunt