jcm2000です。
今回は、足音の話をしたいと思います。思い出すだけで、3つありますので、3話に分けて書かせていただきます。
足音の話1
あれは今の家に来る前のことで、まだ両親と一緒に住んでいた時のことです。
ある夜、私は目が覚めて、トイレに行こうとしました。廊下を歩いていると、母に呼び止められたのですが、
「あんた、今トイレに起きたのかい?」
そう聞かれて、
「そうだよ、なんで?」
「あんたが来る前に、誰かが廊下を歩いていたんだよ」「てっきりあんただと思ったから、声をかけたら、この部屋の障子をすうっと開けたんだよ」
「でもさ、誰もいなかったのよね」「お父さんはここにいるしね」
足音の話2
あれは、この家に引っ越して間もないころでした。
朝ごろ、誰かが2階に上がってくる足音がしました。気持ち悪くもなんともないのですが、この世に生きてる人じゃないなって感じがしました。
もちろん誰も階段を上ってきてはいません。
別の日の朝、誰かが、台所の勝手口を開けて、ごみを出しに行く気配がしました。これもまた誰もゴミ出しになど行ってはいません。
多分、以前この家に住んでいた家族の残留思念が、しばらく残っていて、このような現象が起こるのでしょう。
一連の減少は、1,2か月もすれば、消えてしまいます。
足音の話3
最後になりますが、母が入所していた特別養護老人ホームでの話です。
私が、女性のヘルパーさんと一緒に、母に面会に行った時のことです。トイレに行きたくなり、この施設の、トイレに入ったときのことです。
私のほかに誰か一人いたようで、挨拶をしましたが、何も返事がないので、「ここは、認知症の方もおられるので、返事ができないこともあるだろうなと思ったのです」
外で待っていた、ヘルパーさんに、「中に誰か一人いたでしょ?」
と聞くと、
「いいえ、誰もいませんでしたよ」「あなただけでしたけど?」
「え?そんなはずはないでしょ?確かにもぞもぞ、歩き回る足音がしたし、誰かいる気配もしたはずだけどなあ」
「でも、ほんとに誰もいませんでしたよ」
この手の施設は、このような現象は日常的にあるようです。
(アトラスラジオ・リスナー投稿 jcm2000さん ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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