山口先生、愛夢さん、スタッフの皆様暑い中お疲れ様でございます。ジオン・モケイトと申します。
ATLASラジオ毎回拝聴しております。皆様の体験を聞いているうちに自分が体験した怖い話を投稿させていただきます。
今から15年ぐらい前に自分が愛知県内で同棲していた彼女が仕事の都合で兵庫県尼崎市に引っ越して従業員寮に入る事になり、同棲を解消して遠距離恋愛となりました。
彼女はオスのフェレットを飼っていて自分にもとても懐いていたんですが、彼女ともフェレットとも離ればなれになり、とても寂しい思いをしました。
引っ越しの手伝いで初めて寮になってる尼崎駅近くのアパートに行きましたが、入ってすぐに「あ、この部屋で男の人が亡くなってる」と直感し、風呂場に行くと「あ、ここだ！」と確信するぐらいに嫌な雰囲気が漂ってましたが、霊感が全く無い彼女を怖がらせない為に言わないでおこうと思いましたが、これが間違いだったんです。
引っ越し前はとても元気だったフェレットが見る見るうちに元気無くなり餌を食べなくなりぐったりするようになりました。
引っ越しで環境変わったせいかと動物病院に連れて行っても原因分からず、栄養剤の点滴打っても全く効果ありませんでした。
自分は愛知県に戻らなければならずとても後ろ髪引かれる思いで部屋を後にして、次の週末に尼崎に行くと先週より弱って息も絶えだえでした。自分が背中を撫でると目を開けてとても嬉しそうな表情をするのですがすぐに苦しい表情になります。
いよいよ今夜が最後かと覚悟を決めて布団に自分と彼女の間にフェレットを寝かせて涙ながらに今までの思い出を言い合いながら2人で身体を撫でていました。
もう最後だと自分の携帯電話のカメラでフェレットを写して画像を確認したら、フェレットのお腹のとこにハッキリと男の顔が写っていたんです！
その表情は今でも忘れられないぐらいに憎々しい笑顔でした。すぐに彼女に携帯の画面見せた途端に泣き出したぐらいにハッキリと写っていたんです。
そしてその30分後ぐらいにフェレットは天国に旅立って行きました。顔はとても安らかに眠ってるようでした。
愛知に帰り、知り合いを通じて紹介してもらった神社の神主さんに携帯の写真を見せて今までの出来事を話すと神主さんは
「その部屋には男の悪霊がいて、彼女と自分に敵意剥き出して災いをもたらそうと虎視眈々と狙っていたが、フェレットがそれに気付いて可愛がってくれた飼い主を護ろうと小さな体で必死に悪霊と戦って、自分の命と引き換えにあの世に悪霊を道連れにして昇っていったんですよ。『僕は大好きなパパとママを護れて嬉しいんだよ』って写真から聞こえてきますよ」とおっしゃいました。
お話聞いた後に携帯で写した写真のフェレットのお腹の部分から男の顔が消えていました。
ペットを我が子のように可愛がるとペットも愛情を返してくれるんだなと実感し、暫く涙が止まりませんでした。
これが自分が生きてきた中で1番怖い体験でした。
（アトラスラジオ・リスナー投稿 ジオン・モケイトさん ミステリーニュースステーションATLAS編集部）
ursulacatenazzi0によるPixabayからの画像
