ミステリースポット

緑色の霧の先に隠された軍事基地!?東北のミステリースポット「田代峠」の謎

山形県新庄市と宮城県栗原市を結んだ県境の上に、田代峠という場所が存在。この「田代峠」は様々な不思議な現象が多発する、東北最大の不可思議地帯だとされている。

田代峠が注目を集めたのは1978年に発表されたある人物による体験談だ。山菜採りで田代峠に出向いたその人物は、藪を掻き分けて進むうちに緑色の霧に包まれてしまったという。

霧が晴れた後、空は紫色に染まっており、前方には重力が弱まっている奇妙な洞窟が存在していた。洞窟の天井には「金星五二型昭和十九年製三菱航空機株式会社」と書かれた金属板があり、旧日本軍が関係している場所ではないかと考えられた。

不気味に思った彼らが洞窟の外に飛び出すと、緑色の光に照らされて気を失ったという。そして彼らが下山すると、4日ものあいだ行方不明になっていた事が判明した。

後に彼らの証言を元にあるルポライターが田代峠に潜入したところ、低空飛行する円形の飛行物体に追いかけられて洞窟にたどり着き、内部で戦闘機だけでなく銀色の円盤まで発見。脱出しようとしたが、緑色のガスによる麻痺が体に残ったという。なお、この人物のその後は不明となっている。

他にも第二次大戦中に航空機が突然爆発して田代峠に墜落した、その乗員の捜索に赴いた村の人間が失踪した、現代でも自衛隊のヘリコプターが田代峠で行方不明になったなどの都市伝説が地元では語られていた。

しかし、戦闘機やUFOを隠すにしても不便な山の中の洞窟に基地を作成していることや、大戦中の三菱の社名が違う点などから、この田代峠の洞窟は一種のパラレルワールドや異次元に存在するものなのかもしれない、という説が存在。

ちなみに田代峠までは車だけでなく奥の細道湯けむりラインの赤倉温泉駅が近く、電車で向かうこともできる。興味がある人は足を運んでみても良いのではないだろうか。

(加藤史規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 Google Maps / Google