新約聖書によれば、イエスはかつてイスラエルの古代都市チョラジンの神殿で、病人を癒すなど数々の奇跡を起こしたという。
現在ではこの教会はシナゴーグにあったとされ、西暦380年に建造された神殿の遺跡が1905年に発見されたことから、多くの巡礼者たちがこの地を訪れてきた。
しかし、最近の発掘調査によって、イエスが奇跡を起こした頃のものと考えられる、もっと古い神殿の遺跡が地下に埋もれていることが判明した。
この古い神殿の年代を特定するのは難しいが、内部で発見された陶器の破片やその他の遺物は紀元1世紀にさかのぼると考えられている。そうなると、この神殿は、まさに本物の神殿としてふさわしい時代と場所にあったことになる。
発掘に携わった考古学者は「私はこれまで世界中で発掘調査をしてきましたが、私にとっては間違いなく、これまで指揮を執った中で最も重要な発掘調査のひとつです」と語る。
聖書の記述を裏付ける神殿は発見されるのか、今後の調査結果が気になるところだ。
関連動画
（田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部）
画像&動画 セルジオとローダのイスラエル / YouTube
TOCANA関連記事
イエスが数々の奇跡を起こした“失われた神殿”を発見か
