メキシコの町にて家畜の謎の死が相次ぎ、農民たちは悪名高いチュパカブラが原因ではないかと恐れている。
地元メディアの報道によると、この奇妙な家畜殺害事件はトラキルパという自治体で発生したもので、現在までに少なくとも9頭の家畜が未知の捕食者の犠牲になっているという。
家畜を失った点も勿論だが、農家が特に心配しているのは家畜たちの殺され方だ。被害は牛、羊、ヤギと様々な家畜に及んでいるのだが、すべてで首か胴体に吸血鬼を思わせる小さな刺し傷があり、血が抜かれているのが確認されている。そのため、地元の人々は悪名高い吸血UMAのチュパカブラの仕業ではないかと疑っているという。
チュパカブラは1990年代に中米プエルトリコにて報告されたUMAであり、この時はヤギが狙われたため「ヤギの血を吸うもの」としてこの名前で呼ばれるようになった。
その後、チュパカブラの目撃証言や被害報告は中南米、北米へと拡大していっている。そのため、今回の家畜の異常な死に様から、チュパカブラがこの地域社会を徘徊しているのではないかという懸念が住民らの間に生まれているようだ
。
勿論、UMAではなく大型のネコ科動物による家畜の襲撃であるとの可能性も出てきているが、肉食動物だった場合襲った家畜を食べたり肉の一部が持ち去られたりしていない点が不可解であるとの意見も出てきている。
しかしトラキルパの農民たちにとっては家畜を失うことによる経済的影響は切実な話だ。住民らはチュパカブラであろうとなかろうと、謎の動物が再び家畜を襲撃する前に、この奇妙な事件を調査するよう当局に要請しているとの事だ。
— Charles Byrd (@CharlesRByrd) July 19, 2024
(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
Jack DrafahlによるPixabayからの画像