
2019年9月5日、イギリス北部スコットランドのネス湖畔の町にて、国際的な科学者チームが「ネッシーの正体」について発表した。
この調査は調査はニュージーランド・オタゴ大学のニール・ゲメル教授らのチームが実施していたもの。研究チームは水中に浮遊するDNAを調べた際、大量のウナギのDNAを検出。その結果、ネッシーの正体はウナギである可能性が高いという結論に至ったとのことである。
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そんな研究結果を裏付けるような動画が先日、ネット上に登場して話題になっている。
問題の動画は、ネス湖に通じるネス川で撮影されたもの。サケが前景で泳いでいるのを見ることができる。その背後、濁った水の中に大きく長い謎の生物の影が出現するのだ。見にくいし一瞬ではあるが、生物は画面の左から右へゆっくり通過していく様子が捉えられている。正確な大きさを判断することは困難だが、手前の魚から比較するにかなり大きな生物のようだ。
動画©FACEBOOK Ness District Salmon Fishery Board
この動画ち捉えられた生物が何だったのか、残念ながら生物の顔が映っていないため、正体はわからない。しかし今回の動画は前述した「ネッシー=大ウナギ」説を裏付けるものではないかとみられている。
ネッシーが大ウナギである可能性が高いという説は昔から存在していた。ネス湖は、ネス川とカレドニア運河の2つの水路を介して海に繋がっており、海の生物が湖に来ている可能性もある。中でもウナギは遡上でき、巨大に育つこともあるため、謎の生物の背中等と誤認されやすいというのだ。
今回の研究発表と動画は長年続いたネッシー論争に終止符を打つのだろうか。
(加藤史規 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像©Vlad Vasnetsov PIXABAY