スピリチュアル

「深夜の訪問者」

まだまだ体験談がある中で順を追って体験談をお話しして参ります。

わたくしはお店を経営していた事がございます。季節は夏の午後7時ごろの事で私は店で仕事をしていて少し休憩しようと店の外に出でてなにやら気配を察知して上を見上げました。すると高さは電柱より低い位置に人だまがひゅ~るりと移動しシッバッっと消えました。

その時に私は思いました・・「近くで誰かがお亡くなりになったんだな」そう思いました。

その時にわたしは生まれて初めて人だまを見たので少しワクワクしました。あのゲゲゲの鬼太郎とかに出てくる人玉はいったいどんなものなのだろう、と子供心に興味を持ったことが御座いましたが自分の目で見る事ができた訳でございまして、それがいったいどの様なものだったのか検証しました。

人だまは火の玉が燃えているものが炎をひきずりながら飛んでいる姿が人だまの尾っぽに見えると言うものではなく、かといって電球を移動させた光の残像が人だまの尾っぽに見えると言うものでもありませんでした。

一言でいうと、そのものは金色発行体にひゅるり伸びたしっぽがあり、しっぽを揺らしながら空中を移動しているもので、なにか生きているように見えたのです。炎も電球も生きているようには見えない訳で、あのゲゲゲの鬼太郎の鬼太郎に出てくる人だまはを水木しげる先生があれほどよく形容できたのは、本当は見たこととがあるから人だまを書けるのだと感じました。

すぐに貴重な体験をしたものだと冷静に思った訳ですが、もしかすると目の異常かもしれないと思い翌日眼科に行きましたが目の異常無しと言われ、自分が見たものは人だまと言われているものなのだろうと確信しました。

この時期はそんな人だまを見た経験や防犯ビデオに写ったお客様を確認し、店内ですぐに目視したがお客様が消えていた事が理解できなかった事や夕方黒い人が黒い犬の散歩をしているシルエットが横断歩道を渡るのを前方に確認したが次の瞬間そのものが消えたので犬を散歩した人は横断歩道を渡り切って横の道に入っていったのかと推測しすぐに車をバックさせ横の通りを確認したが人影もなかった。そもそも対向車がいないのに人も犬も黒いシルエットになりえないのです。

なので近所で亡くなった方が今でも犬の散歩をさせているのだろうなと思う事も御座いました。

そんな事もあったなと思い出しつつも時はもっとさかのぼってお話し致します。




<深夜の訪問者>

私の妻は霊感が強いという事は以前お話しさせて頂きました。そんな妻と私が二十代のころに妻と1Kのアパートで暮らしていた時の心霊体験のお話しです。

その朝、私は妻から変な話を聞かされることになります。

妻 「夜にお婆さんが入ってきた」と私にそう言うのです。 
私 「それなに?だれ?」
妻 「分からない」
私 「何時?どうして僕は知らないの?」
妻 「わたしもあなたも寝ていた時にお婆さんが入ってきた」

妻は私にそう言ったのです。

内容はこうです。深夜に私と妻が1Kのアパ―トで寝ていると、お線香の匂いがして玄関に人の気配を感じて妻は目を覚ましたそうです。もちろんドアの鍵は施錠してあります。

妻はすぐに玄関に居るお婆さんが幽霊だと気が付き、布団の中からそのお婆さんに「入ってくるな」と言ったそうです。するとそのお婆さんは「ここは通り道なんだよ」と妻に言い返し、スーッと玄関から部屋へ入ってきて自分達の寝ている布団の上を通ってベランダの方から出て行ったという事なのです。

妻が霊感が強い事は分かっていたので私は否定することはありませんでした。私は仕事なので出掛ける為にアパートのドアを開けました。

そこに見えたもので昨夜のお婆さんの身元が判明しました。私は妻を呼んできてアパートの外を見てもらいました。

妻「あーなるほどね」と納得したのです。

玄関の前の隣の家には白と黒の幕が張ってあったのです。昨夜の幽霊のお婆さんは隣の亡くなったお婆さんだったのです。アパートの周囲にはお線香の匂いが立ち込めておりました。

まだまだ私自身や妻、友人の心霊体験もございますのでまたメールします。

(アトラスラジオ・リスナー投稿 元葬儀屋さん ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 rose015 / photoAC