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女性霊能力者がフランスの町長を洗脳、人事を変更させる?前代未聞の事件発生!

フランスのとある町長が、自称霊能力者に洗脳され、能力者の友人や家族に仕事を回したことが発覚し法律問題に発展している。

この奇妙な事件は、昨年、アグド町の町長、ジル・デットーレ氏が同町に住む「霊媒師」からの電話を受けたことから始まった。

警察によると、その女性は “男性的な響きを持つ、落ち着いたハスキーな声 “で話し、”向こうから来た超自然的な存在 “とチャネリングしているような印象を与えたという。

警察発表によれば、通話を重ねていくうちにデットーレ氏はこの霊能者が本当に “超自然的な力 “を持っていると信じ込んでしまったという。




そして霊能者も町長が十分に魅了されていることを確認すると、彼女は「自分が交信している”別世界の存在 “の頼みである」とし、霊能力者の仲間や家族5人を町の職員として雇用し、仕事を回すように告げたという。町長は彼女の頼みに応じて5人を中途採用し、仕事を与えた。

しかしこの動きは外部から見ればあまりに不自然だったため、不審に思った当局が最近採用された女性たちの調査を開始。その結果、採用に至った流れが判明したため、この3月にデットーレ町長は「違法な利権獲得と汚職」の容疑で逮捕されるに至った。

この霊能力者が市長を掌握していた証として、市長は当局と話す際に彼女をまるで娘のように例えていたという。しかし、デットーレ町長は騙されたことは認めたものの、デットーレ町長は違法なことは何もしていないと主張、今でもアグド町長の地位にある。

また、騙した張本人である霊能力者も組織的詐欺の疑いで身柄を拘束されている。

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

Gundula VogelによるPixabayからの画像