画像『NARUTO―ナルト― カラー版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) 』
NARUTOは、週刊少年ジャンプで1999年から2014年まで全700話掲載されていた人気漫画作品である。落ちこぼれ忍者であるナルトが、様々な困難に立ち向かって成長する様を描く作品であり、海外では「忍者」という題材もあってか「ONE PIECE」以上の人気を誇っていた。
2006年のニューズウィークでは、「世界が尊敬する日本人100人」の中に主人公ナルトがランクインしたほどであった。
NARUTOはその人気ぶりから、2002年から07年まで全220話アニメ放送されていた本作は、その作画クオリティの高さも評価されており、劇場アニメを超えるほどのレベルとも呼ばれるほどの伝説を残している。また、登場人物が膨大であることから、声優の配役も容易なものでないこともさることながら、人気作品であるためブッキングによって穴を空けてしまう事が許されず、多くの声優がNARUTOを中心としたスケジュールになっていたとも言われている。
だが、そんなアニメNARUTOが、実は放送中止になる予定であったという都市伝説がある。
本作はストーリー上、人物が死亡するシーンがたびたび登場し、いじめなどシリアスに絡むシーンが多い。また、本作は登場人物たちが身体的にも成長していくものとなっているが、その当時の登場人物たちは設定上低年齢であった。このため、視聴する子どもに悪影響なのではないかという一部の団体が騒ぎ出し、騒動へと発展したという。
しかも、抗議は番組のスポンサーを介して行なわれたために、放送どころかアニメ制作そのものが危ぶまれたという。結果として、制作者側が表現を抑えるなどの配慮をして放送中止は免れたそうだ。
だが、NARUTOにまつわるショッキングな話は他にもある。
なんと、ある登場人物の作中の死が原因で自殺してしまった少年がいたのである。これは2012年、海外のニュースサイトから発信されたものであり、14歳のロシアの少年が登場人物「うちはイタチ」の死にショックを受け、飛び降り自殺をしてしまったという。
うちはイタチは、NARUTOに登場する犯罪組織のメンバーの一人であり、作中でも屈指の人気を誇るキャラクターでもある。少年はこのキャラの大ファンであったと言われているが、SNSに「死のうと思ってる」と書き込み、そのまま30メートルを超えるアパートの屋根から飛び降りて即死したという。
父親は、「日頃からあまりテレビを見過ぎないよう言ってきた。現実とフィクションの区別がつかなかったんだ」とコメントしているが、キャラクターの死が彼の自殺にどれ程影響を与えたかについては不明であるという。
父親のコメントからすると、コミックスではなくアニメであった可能性は高いだろう。前述した放送中止の都市伝説については、いつごろ発生したものであるかは定かではないが、もしかするとこのロシアの少年の自殺がこの都市伝説の形成につながった可能性も考えられるかもしれない。
【参考記事・文献】
ナルトにまつわる都市伝説!放送中止や最終回の裏話…
https://toshidensetsuu.com/anime/543/
「NARUTO」キャラの死にショック 14歳の少年が後追い自殺か
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1211/02/news129.html
【NARUTO】ナルトにまつわる都市伝説・豆知識まとめ
https://renote.net/articles/23719
あまり知られていないNARUTOの裏設定・都市伝説集【雑学・トリビア・豆知識】#ナルト
https://matome.eternalcollegest.com/post-2141675088889387401
(黒蠍けいすけ 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)