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【真相?】北海道小学生男子行方不明事件、すれ違った二台の車を監視カメラで分析か?父親への人権侵害が発生

 北海道で発生した小学生の男の子行方不明事件。無事に見つかってくれることを祈っているが、事件の問題点やマスコミ報道の在り方に関して議論が起きている。

 まず、行方不明になった男の子の父親へのネットでのバッシングだ。その批判内容は酷く、まだ事件の概要が不明な段階にも関わらず「父親が犯人だ」という決めつける書き込みが見られる。無論、しつけと称した今回の”置き去り”は教育上問題があるが、犯人と決めつけるようなネット上での批判は、個人に対する名誉棄損につながる可能性もある。断固として止めるべきであり、個人の尊厳を守るべきである。

 また、既存マスコミの一部が父親や祖母の顔をモザイクなしの状態で報道したため、一般人の父親や祖母が顔を全国にさらすことになってしまった。このあたりの配慮の無さも問題視されている。幸い本日の報道から顔にモザイクがかかったが、あまりにも遅い対応ではないだろうか。




 そんな中で事件当日、親子と同行していた親戚が小学生男子を車から降ろして、5分ほど走った時に2台の車とすれ違っているという証言をしている点に捜査関係者は注目している。7歳の小学生の足では5分間にそう遠くには行けない。この2台の車が何か真実を知っている可能性がありうる。

 行方不明になった当初、父親が「山菜を採りに行ってはぐれた」と嘘の証言をしたため、初動捜査が山間部中心になってしまった。もしこの時、すれ違った2台の車の話や三叉路の道路上で行方不明になったことを正確に伝えていれば、2台の行方を追うことが可能だったかもしれない。

 現在、警察は山間部の道路に繋がる街道沿いの監視カメラの分析に入っており、すれ違った車の特定が急がれている。また、北朝鮮のミサイル発射準備など一連の暴走行為と関連づける警察関係者もおり、予断を許さない状況になっている。

(和田大輔 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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