先日、アメリカのワイオミング州在住のUFO研究家が「夜空を行ったり来たりする奇妙なUFO」の映像を撮影することに成功して話題になっている。
地元メディアの報道によると、問題の映像は3月10日にグリーンリバーのコミュニティ近郊にて、隣接するロックスプリングスの市弁護士であり、アメリカの民間UFO調査団体である相互UFOネットワーク(MUFON)の州ディレクターでもあるリチャード・ベックウィズ氏によって撮影された。
彼は10日早朝、友人から空に奇妙な光を見つけたとの報告を受け、調査のために現地に向かった。そしてベックウィズ氏は400ミリのズームレンズを装備したカメラで、40分間も空中で揺れ続けたオレンジ色の不思議な光を撮影することに成功した。
UFOといえば姿を現すのは一瞬であり、撮影できても数分程度なのが大半であるので、40分もその場にいたのは非常に珍しいと言える。
また、ベックワイズ氏によれば問題の発光体は明らかに「非常に安定したリズムで前後に動いていた」という。彼の機材が三脚によって固定され安定していたため、「その動きは間違いなく手ブレではない」とも指摘している。
問題の発光体が「空中にあった」ことは確かだったそうだが、「望遠レンズを使っても、明るいオレンジ色の光として捉えるのが精一杯だった」と述べている。 また、映像をよく見ると発光体の隣に小さな副次的な光が数秒間現れ、その後消えていく様子も確認できる。
果たしてこの発光体の正体は何だったのか。ベックウィズ氏は現時点で結論を急がないよう視聴者に注意を促し、「あなたが見ているのは、説明のつかない空にある何らかの物体であるということだけです 」と強調している。
とはいえ、現時点では発光体の正体が不明なのも事実。ベックウィズ氏はあの夜、空で何が起きていたのか知り得る可能性が高い地元当局に連絡を取り、また数学的な三角測量を用いて事件発生時に発光体が出現した正確な場所を特定など、徹底的な調査を行うつもりだという。