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【都市伝説】鳥山明と水木しげるの奇妙な関係

画像 左『DRAGON BALL モノクロ版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) 』 右『ゲゲゲの鬼太郎(1) (コミッククリエイトコミック)

3月8日、『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』などの作品で世界的に知られている漫画家・鳥山明が亡くなっていた事が発表された。

『ドラゴンボール』は日本のみならず世界各国で翻訳版が出版されており、突然の訃報に多くのファンが涙した。その一方、一部の漫画ファンの間では「鳥山明と水木しげるのレジェンド漫画家2人が奇妙なシンクロ現象を起こしている」と話題になった。

『ドラゴンボール』の鳥山と『ゲゲゲの鬼太郎』の水木は描いてきた漫画のジャンル、作風こそ大きく異なり、プライベートで親交があったのかどうかも不明だが、生前から何かと奇妙な縁が続いていた。

まず、鳥山の訃報が発表された3月8日は、水木の誕生日(1922年3月8日生まれ)でもあり、水木の出身地である鳥取県境港市では誕生日に合わせて様々なイベントが行われていた。




アニメにも共通点が多い。鳥山の『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』のアニメを製作しているのは東映アニメーションである。水木の『ゲゲゲの鬼太郎』も複数回アニメ化されているが製作は第1作目から東映アニメーションが行っている。

特に『ドラゴンボール』と『ゲゲゲの鬼太郎』は昭和時代から関係が深く、両作品とも声優の野沢雅子が主演(『ドラゴンボール』では一貫して孫悟空を担当、『鬼太郎』では1作目および2作目の鬼太郎の声、6作目では目玉おやじを担当)している。

放送されるタイミングも共通点が多い。『ゲゲゲの鬼太郎』のアニメ第5作目は2009年に放送が終了したが、その後番組として放送されたのが平成時代に放送された『ドラゴンボールZ』のリブート版『ドラゴンボール改』であった。

また、2015年から2018年まで放送された『ドラゴンボール超』の後番組には『ゲゲゲの鬼太郎』の第6作目の放送が開始されるなど、一時期的ではあるが鬼太郎とドラゴンボールが交互に放送される事もあった。

このように作風の違いはあれど『ドラゴンボール』と『鬼太郎』は共にライバルないしは昔馴染みのような関係であり、水木の誕生日である3月8日に鳥山の訃報が発表されたのは運命的とも言える。

※敬称略

(江戸前ライダー 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)