敏太郎先生がお話されていた「本物の霊能者を紹介してください」との問い合わせに「霊能者は本物でも相性があるから・・・」のお話、私も『医者と同じだなー』と思ってきいておりました。
私もお医者様を紹介して、うまくいかなかったことあります。技術や能力や経験よりも、人と人との相性が大きく左右すると思います。信頼ということも含め、それはオカルトの世界も一緒だとずっと思っています。ご縁があれば自力であれ、紹介であれ、今後自分が本当に必要なときに本物の霊能者の方に出会えるのではと思っています。
学生時代、占いの館が流行り、学生のノリで商業ベースバリバリの占い師さんにみてもらったことはありますが、自分の意志で霊能者といわれている方に会いに行き、霊視などでみてもらったことはありません。
しかし一度だけ緊急事態で自分では祓いきれず、私の意志とは関係なく霊能者に助けてもらった経験がありますので、その体験を書きたいと思います。
◆17〜18歳のときの体験です
高校3年生のとき両親が離婚しました。子供のときから女癖の悪い父でした。私は母と2人になりました。子供のころから外にいろんな女性がいることが当たり前、私が17歳のとき外に子供いたのがわかりました。
相手の方はもともと体弱かったらしく出産後亡くなったそうです。この子供が0歳のときに発覚し正式に離婚となるのですが、子供がいると聞いた直後、なぜか私は父方の実家の先祖にお別れを言いに行こうと思い一人で父方の実家に向かいました。(歩いていける距離)
到着後仏壇に手を合わせ、『一人娘ではございますがこの事情によりお別れいたします』と。
ふとみると、亡くなった女性の遺骨を納めたと思われる骨箱と写真がありました。なんか嫌な予感しました。
予感的中、帰ってきてから母曰く私の言動や行動がおかしくなったみたいです。
「みたい」という表現なのは、このころから取り憑いたものがはなれるまでの記憶が所々ぼんやりしており、自分が自分でない感覚でしたので(後ろから自分をぼんやりみている感じで)、母曰く、まず部屋に閉じこもるようになったようです。
そして母が部屋に入るとゾッとしたそうです。
暗い部屋で私はベッドの上でうずくまり震えていて自分の部屋の一点をさし「あそこに女の生首がずっと浮いている」とおびえていたそうです。
私の記憶としては、実家の先祖にお別れして帰ったあと、ベッドからなぜか離れられなくて、足元右側にタンスがありましてその上と天井のスキマに女性の首から上(つまり生首?)が浮いていて、その空間ごとユラユラしていてずっと私を睨んでいたのに覚えがあります。
印象的なのは、その浮いている空間と生首のところだけ色が周りと違っていました。生首含めて、そこの空間全体的にモノトーンでそこにうすぼけた青白い色が混じった陰気な気持ち悪い色合いでした。(部屋は洋室だったので白と茶系、タンスも明るい茶系のはずなのですが)
空中に生々しく浮いていて、私を半眼ぽく横目にただただ睨んでいました。怖いのに部屋のベットから動かない。夏にもかかわらず昼夜問わず身体はガタガタ震え続け、夏休みの最中、部屋に引きこもりかなりおかしな感じだったと。
これはおかしなものにとりつかれていると思ったようで、困り果てた母は自分の母親(私からすれば祖母)に助けを求めました。(祖母は前回メールに送りましたが、わたしと同じくオカルト不思議大好き祖母でした)
私は祖母の家に連れていかれました。祖母の家にいくのは子供のころから大好きで、ましてやオカルト大好きな私にとって願ってもない体験なはずが、「行くの嫌だ、めんどくさい、行きたくない」と着くまでずっといっていたようです。
祖母の家には霊能者の人がすでにいました。スーツを着た40代くらいの男性でした。
私の目の前に座り少しして言われたことは、「これはキツイです。いろんなものが娘さんにのっかっているので、一つづつ剥がしていきます。先祖の方々が娘さんに助けを求めています。このままでは家が絶えてしまう、と。この方たちに納得していただき、さらに取り憑いているものを剥がしていきます。特にとりついている女性には時間と力が必要です。娘さんは・・・因縁の子です。寄りやすい体質です。修行をつめばその道の霊能をかなり発揮して人助けができると思います」みたいなこと言われたこと覚えてます。
親戚やらみんな泣いていましたが、ぼんやりしつつもこのころの私は泣いてる親戚とは真逆でした。反抗的というか。
「因縁かなんかしらんけど変な家系なのはそんなん最初から自分で知ってるし、そんなの発揮したくないです」という気持ちだったように思います。そしてなんか自分と違う感覚。
後でききましたが、とりついている女性は出産後亡くなった女性とのことで、離れていただくのに霊能者の方、かなりキツかったみたいです。
私、逆恨みされたのか。なんとなくわかっていました。あの骨箱、写真、みてしまったし。未練と憎しみの象徴のような生首に睨まれていたから。
四六時中ずっと部屋に浮かぶ生首、これは強烈でした。
お祓いは2、3度ほど受けました。経文が浴びせられ、いくつも数珠をかけられていたのは覚えていますが、興味あるお祓い体験、しかも自分のことなのに時間的なことや具体的にどんなお祓いだったのかなぜか思い出せません。オカルト大好物の私、こんなチャンスめったになかったのに。普通なら逐一記録したいのに。
しかし当初自分が自分でないというか、おそらくこれが霊に乗っ取られていたということなのかという体験でした。これはこれで貴重な体験。
しっかりした記憶とすればお祓いから1年ほどの間、常にすごくでかい長い数珠を首からぐるっと巻いていました。学校でも遊びでもどこでも。
数珠は霊能者の方が用意したもので箱をあけますと「本金剛菩提樹(印度産)本瑪瑙」と書かれています。ネットでみると腕に巻く短いタイプでよく似たものがありますね。今も大切に保管しています。
数珠は御不浄(トイレ)では必ず取ってくださいと言われ、それ以外では肌身離さずつけるよういわれていました。
その後、宗教の勧誘や壺を進められることもなく(笑)、ほどなく気が付けば生首は現れなくなりました。なぜ、先祖にお別れなどと一人で父方の実家に行ってしまったのか、後々考えると自分の行動が謎すぎました。
何かに呼ばれて行ったというほうが正しいのかもしれません。
母方の実家に行くのは大好きでしたが、父方の実家は近いにもかかわらず陰気で色々良くないことがあり子供のころから怖い場所でした。母は新婚直後、その家で同居した経験があり、そのころ義理の母に姓名判断とかの占いにつれていかれた先でそのまま住み続ければ30代で死ぬといわれたそうです。
まあ、本人もあのまま住んでたら命取られてたと言ってました。離婚したおかげでしょうか、病気はしましたが完治し、今も元気な70代です。
4歳より怖い、不思議体験をしてきたのですが、自分で対処できなかったのはこの1件だけです。思い返すと悔しいです。負けた感がハンパないです。
結果からみると生首に魅入られ、乗っ取られ、祖母に迷惑までかけてしまった。人の念は本当に怖い。オカルト、心霊を信じてくれていた祖母や母はもちろんですが、有名な方なのか無名な方なのか、恥ずかしながら名前もわからないのですが霊能者の方には今も感謝しています。
お医者様では治せなかったでしょうから。きっと精神病扱いになりますね。しかし霊能者も医者も難しい〜いざ見ていただくとなると本当に。
特にこの話はこの歳になって初めて公にメールして話すことができています。今まで思い出すと怖かった。でもアトラスラジオ、聞いててよかった。こんなに毎晩不思議な話あるんですから。皆様のお話が凄くてこれくらい大丈夫!!って感じです。
いつも長文、乱文ですみません。敏太郎先生、愛夢様、スタッフの方々、お忙しい中、読んで頂きありがとうございます。
また懲りずにメールさせていただきます。
(アトラスラジオ・リスナー投稿 ラジオネーム:ももさん ミステリーニュースステーションATLAS編集部)