画像『おだやかに生きるための人生相談』
その絢爛な衣装に包まれ、インパクトの強い風貌から高い知名度を誇る歌手といえば美輪明宏を置いて他はない。歌手、俳優、演出家やナレーターといった活動のほか、バラエティ番組やラジオの出演も多く、アニメ映画作品での声の出演も多くこなしており、若年層における知名度も低くはない人物である。
若かりし頃の彼は、「神武以来の美少年」とも評されたほどであり、三島由紀夫から「唯一の短所は俺に惚れないこと」とまで言わしめるほとだったと言われており、また独特のウィットに富んだ会話から江戸川乱歩も彼を大変に気に入り、非常に可愛がられていたなど、幅広い人脈を有している人物でもある。
歌手、タレントやナレーターなどさまざまな活動をこなす彼には、スピリチュアルあるいは霊能力的なエピソードも多い。
知人などに将来的な予知を助言するケースが何度かあるらしく、例えば1969年に、三島由紀夫宅で開かれたパーティに出席した際、三島の背後をついて回る奇妙な人影を目撃したという。その影はよく見てみると青年将校の霊であり、彼は三島に二・二六事件で亡くなった青年将校の霊がついていると忠告した。
当時、自衛隊の在り方に疑問を抱き、二・二六事件についても調べていた三島は顔色が変わるほどに驚いたという。美輪は忠告後も三島に不吉な予感を抱いており、翌年、三島由紀夫を中心とする劇団「浪曼劇場」に所属していた俳優内田勝正に対し、「1970年に、先生に悪いことがおこる」と助言していたという。
そして彼が助言したその年、三島は割腹自殺を遂げた。この事件にショックを受け、彼が白髪になったというエピソードまであるほどである。
また、彼の歌を聞いた動物が挙動不審になるという奇妙な伝説もある。このことは、「徹子の部屋」に出演した際に本人が語ったことである。
それによると、紅白歌合戦で彼が歌を歌うと、それを聞いていた動物が吠えたり、床に溶けるように動かなくなったりといった様子が、Twitterなどを通して報告が溢れるという。これ以外にも、グアムへ行った時には誰にでも吠える看板犬が彼の姿を見て大人しくなってしまうといったこともあったという。動物に対しての不思議なオーラが彼にはあるのかもしれない。
また、直接本人に関わる話ではないが、かつては「美輪明宏の画像を携帯電話の待ち受けにすると運気が上がる」といった都市伝説もあった。これにはバージョンがあり、赤い服を着たものであれば恋愛運、黄色い服を着たものであれば金運がそれぞれ向上すると言われている。
こうした美輪明宏のエピソードの中で、近年注目を集めた出来事があった。「天草四郎の生まれ変わり」というキャッチフレーズは、彼をメインに扱う様々な媒体で使用されているが、きっかけは彼が様々な霊能力者からそのように言われたことが発端である。
これ以来、「前世は天草四郎」と自称してきたというのだが、あるテレビ番組において霊能者:木村藤子が出演した際に、そのことを完全に否定された。美輪と木村は過去の番組で共演経験もあり、木村は自分の知る限りナンバー1の霊能力者であると三輪が太鼓判を押したほどの人物であった。この言葉を受けて、彼は自分の名を売るために名乗っていたことを告白、大きな話題となった。
これが影響かは不明であるが、現在では「前世はピカチュウ」「とうもろこしだった」といった発言が聞かれるようにもなっているようである。
これまで、霊が見える、時には祓えるといった話題も聞かれていた美輪明宏であるが、とある番組で「霊が見えない」ことを明言していた。彼によれば、かつてはあまりにも霊が見えてしまっていたために神様に封印してもらったとのことである。ただ、現在でも必要となった時には神様から力を降ろして見えるようになるという。
どこまでが本当であるかは定かではないが、彼自身が鋭い勘のようなものを有していることは確かなようである。
【参考記事・文献】
美輪明宏
https://dic.nicovideo.jp/a/%E7%BE%8E%E8%BC%AA%E6%98%8E%E5%AE%8F
美輪明宏さん
https://x.gd/ifAoc
【天草四郎の生まれ変わり?】美輪明宏のもはや人間とは思えない!伝説まとめ
https://newspass.jp/a/x3g38
美輪明宏の天草四郎生まれ変わりは嘘?
https://petitwings.com/archives/18035#i-2
芸能都市伝説 2.26事件の怨霊と闘った美輪明宏の武勇伝
https://www.excite.co.jp/news/article/Real_Live_7081/
美輪明宏の若い頃と現在!ハーフ説と美少年伝説・結婚歴や自宅と資産もまとめ
https://newsmatomedia.com/miwa-akihiro#i-8
(黒蠍けいすけ 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)