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都市伝説で語られる「借りぐらしのアリエッティ」とナウシカの強い因縁

画像 ©スタジオジブリ ©東宝 「借りぐらしのアリエッティ(2010)」

『借りぐらしのアリエッティ』は、2010年に公開されたスタジオジブリ制作第17作目となるアニメ映画作品である。

イギリスの児童文学作家メアリー・ノートンの『床下の小人たち』を原作とした本作は、人間のものを借りながら屋敷の床下で暮らしている小人の少女アリエッティが、病気の療養のために引っ越してきた人間の少年翔に見つかったことをきっかけとして、お互いに交流を深めていくストーリーとなっている。

本作は、スタジオジブリが発足される発端ともなった作品『風の谷のナウシカ』以前に、映画化が企画されていたと言われている。原作である『床下の小人たち』に感銘を受けた宮崎駿や高畑勲によって、ナウシカよりも20年以上前には既に映画化の構想がされていたと言われているが、当時は話がうまくまとまらずに実現されることはなかった。

この経験があってのことなのか、アリエッティの完成披露試写会において宮崎は鑑賞後に「俺、泣いちゃった」と鈴木敏夫プロデューサーに話していたという。

ナウシカの話が出てきたが、アリエッティにはナウシカに通じる、とある都市伝説が語られている。

それは、「アリエッティの正体がナウシカの祖先」ではないかというものであるという。ナウシカといえば、王蟲などの巨大な生物と人間が共存する世界で描かれているが、ナウシカを観た人々の中には「あのような大型生物が物理的に飛行し動けるわけがない」といった疑問もあったという。




だが、逆転して考えてみれば、これは生物の方が巨大なのではなく、ナウシカたち人間側が実は小人だったのではないかとも言えるのだ。

アリエッティの作中には、ダンゴムシのような生き物が登場するシーンがわずかながら描かれている。アリエッティとの縮尺を比べると、このサイズ比は、ナウシカの中で描かれたナウシカと王蟲の子どものサイズ感に非常に似通っているとも言われている。

ナウシカは高度な文明が滅びた後の世界を描いていることもあり、アリエッティなどの小人が月日を経ると、ナウシカの世界にたどり着くのではないかとも考えられているという。

とはいえ、ナウシカの原作によれば王蟲は人工生物であることが明らかとなっている。また、公式ではナウシカたちが小人であるということは全く明言されていないことであり、仮説の域を出ていないものとなっている。ナウシカよりも以前に構想された話ということが、両作品の関連性を強く結びつけた要因になった可能性はあるだろう。

もっとも、アリエッティの都市伝説の一つには、床下にて人目を避けて暮らしているというその性質から、ゴキブリがモデルとなっているのではないかという話もある。虫という点ではありながらも、両作品にこれほどの接点が見いだされるというのは、強い因縁を感じずにはいられない。

【参考記事・文献】
借りぐらしのアリエッティの都市伝説や謎の考察/解説と裏設定!その後や正体も解説
https://wondia.net/karigurashi#i
『借りぐらしのアリエッティ』の結末や都市伝説をネタバレ解説!アリエッティの正体って?
https://ciatr.jp/topics/307480#index-9
【借りぐらしのアリエッティ】ゴキブリ説など都市伝説まとめ!ナウシカと関係ある?
https://bibi-star.jp/posts/20056

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(ZENMAI 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)