50年前、フロリダのある家族が奇妙な金属製の球体を発見し、エイリアンの装置ではないかという主張に火をつけることとなった。
この出来事は1974年、フロリダ州フォート・ジョージ・アイランドに住むベッツ一家が、自宅近くで発生した火災の現場を調査したところ、謎の金属球を発見したことに始まる。
一家はそれを何らかの歴史的な戦闘で使われた大砲の弾だと考え、保管することに決めたのだが、すぐにその物体が(不審なほど原型を留めていなかったが)見かけとは異なることが明らかになった。
報道によると、その球体はギターの演奏に反応して音を発し、床に転がすと方向を変えるなど、奇妙な行動をとり始めたと家族が主張していたという。
彼らは、球体が勝手に家の中で家族に付いて回るとさえ主張した。結局、米軍が関与し、球体を手に入れることに成功した。
ある分析によると、「球体から電波が出ており、周囲に磁場があった」という。しかし、X線撮影を試みたが、金属が厚すぎて透過せず失敗に終わっている。
UFO研究家のJ・アレン・ハイネックもそれを調べる機会を得たが、彼は軍の専門家とともに、この物体は人工物である可能性が高いと結論づけた。
しかし、メディアによってエイリアンの装置であると報じられることはなかった。
後に、そのステンレス製の球体は、ジャクソンビルの機器供給会社が在庫していた部品と偶然にも完全に一致していたことが判明したのだ。
その不規則な動きは、球体自体の異常な特性によるものというよりも、一家が新しく建て直した家の床の凸凹によるものである可能性が高いと主張された。
それでも今日に至るまで、この球体は議論と陰謀のトピックであり続けている。
(黒蠍けいすけ 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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