■ コマ型UFOで有名なダニエル・フライ
みなさんこんにちは!日本UFO調査・普及機構の加藤純一です。
今回は私が最初にはまった友好的な異星人の話・・・コンタクティブームを作ったのはアダムスキー型円盤で有名なジョージ・アダムスキーですが、今回はコマ型UFOで有名な?ダニエル・フライ(Daniel Fry 1902-1992)をご紹介しましょう!彼がアメリカのオレゴン州マーリンで撮影したUFOがこれ。
いかにも作り物、といった感じのするUFOですね・・・。また実際の映像もクルクル回転する様は流石におもちゃのような感じもします。
ダニエル・フライといえば、1950年代を代表するアメリカのコンタクティとしてUFOの歴史では外せない有名な人物です。
特に彼は異星人の乗り物であるスープ皿を2つ重ねたような形状の小型の飛行物体に直接乗り込み、ニューメキシコ州からニューヨークまで飛行し夜景まで見てきたという驚くべき体験を発表し、一躍有名になりました。
事件が起きた場所は彼の勤務地であるロケット発射実験施設があったホワイトサンズという砂漠地帯だったことから、地名にちなんで「ホワイトサンズ事件」と呼ばれています。事件が起きた日時は1949年7月9日のアメリカ独立記念日とされています。
しかし、実はこの映像は、1964年に撮影されたものなのです。そう、事件当時の1949年には証拠となる写真を撮影していなかったのです。
また、コンタクティとは異星人と友好的に会見したり、その異星人たちと宇宙船に搭乗したという特殊な体験を持つ人たちのことを指しますが、ダニエル・フライは事件当日、異星人には会っていないのです。
なんと、「声」に導かれて飛行物体に乗り込み、その中でも「声」だけが様々なレクチャーや質問に答える、という一風変わった体験の持ち主だったのです。
■ 「声」が語った異星人たちの起源
異星人と出会った、一緒にUFOに乗り、彼らの母星に行ってきた、などという話が多いコンタクティストーリーの中で彼の話は控えめです。異星人には会わないで、声だけ。
しかも飛行物体に乗り込んだは良いが、地球上を行き来するだけ。もちろん、奇想天外な話なのですが、他のコンタクティたちの体験と比べるとある意味異彩を放っています。
一方で、彼は経歴詐称疑惑や、遭遇した本当の日時を確信犯的に隠していたり、コンタクトから15年も経ってからUFOを撮影して発表したりと、何か腑に落ちない点があるのも事実です。
そんな中でも私がダニエル・フライの主張の中でハッとさせられる点があります。それが「声」が語る異星人たちの起源です。「声」によると彼らの起源は実は地球人であるというのです。この点も他のコンタクティたちにはない独自の展開で興味深いです。
さて、ダニエル・フライが撮影した映像はさすがに厳しいものがありますが、その後、少数ではありますが、コマ型UFOのビデオや写真が世界中で撮影されている事実から、彼の主張も全面的に否定できないことを指摘しておきましょう。
日本UFO調査・普及機構
The Organization of UFO Research Japan(OUR-J)
代表 加藤純一
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