NASAが2012年に探査機キュリオシティを火星に送り込んで以降、キュリオシティに搭載されたカメラは様々な奇妙なものを捉えて地上に送ってきた。
それは腰かける火星人や巨大なカニから、オバマ大統領や『マペッツ』に登場するキャラクターのビーカーの顔まで様々だ。そんなキュリオシティが、火星の地表でまた興味深いものを発見したという報告が寄せられた。
それは不毛の岩地が広がる火星では非常に珍しい、滑らかな三日月型やV字型をした物体が、地面に埋もれるようにして存在しているというもの。この画像はキュリオシティの左ナビゲーションカメラが1月9日に撮影したものなのだが、画像が公開されるや否や海外から「スタートレックに登場するデルタ型の宇宙艦隊の紋章に酷似している」という声が上がったのだ。
この紋章は複数のスタートレックの番組や映画で登場しており、宇宙船の乗組員は通常、この紋章にそっくりな形の通信機バッジをつけている。宇宙を舞台にした作品だけに、デザインの原型も地球外にあったということなのだろうか?
だが、当然ながらこの地形は侵食によって自然にできたものである可能性が高いと言われている。ランダムな形の岩が露出したり、様々な地質学的特徴が確認できる火星の大地は、パレイドリア(抽象的なパターンの中に意味のある形が見えるという人間の脳の自然な傾向)の例を見るのに絶好の場所であると言われている。
今度はどのような物体や生物の姿がカメラに捉えられてしまうのか、今から気になるところだ。
(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
Star Trek Starfleet logo spotted by Curiosity rover on Mars https://t.co/Bj6TaREmor
— UnexplainedMysteries (@unexplainedmys) January 25, 2024
Photo credit: titan3025 on VisualHunt