UFO

世界初!「恒星間観光キャンペーン」ケンタッキー州が宇宙人に観光を呼びかけ

アメリカはケンタッキー州のとある街が、一風変わった観光キャンペーンを開始して話題になっている。その名も”星間観光キャンペーン “、ターゲット層は勿論(?)地球にやってきているエイリアンだ。

この風変わりな観光キャンペーンはケンタッキー州レキシントン市が経済開発団体VisitLEXの提供で行っているもので、同団体はプレスリリースにて「最近のUFOや深宇宙に関する情報の広まり具合は、私たちが宇宙で孤独な存在ではないという信念に拍車をかけている」と述べている。

それを念頭に置いて、彼らは宇宙に住む兄弟、エイリアンをターゲットにした史上初の観光キャンペーンを行った。

VisitLEXのメアリー・クイン・ラマー代表は「私達はレキシントン市が最高の場所であり、地球外からの旅行者が私たちの世界の探索を始めるのに理想的な場所でもあると確信しています」と主張。エイリアン達にアプローチすべく、レキシントン出身でSETI科学者のロバート・ロダー博士含む専門家チームに協力をあおぎ、宇宙人へのPR文を作成。先月レーザーで宇宙に送信。


「工学、言語学、哲学、デジタルメディア、SFの専門家を結集して、メッセージをデザインし、送信しました」と、ロダー博士は語る。 メッセージの中にはまるで絵画のように美しい街の写真や伝説のブルース・ミュージシャン、ティー・ディー・ヤングの音楽、1974年の有名なアレシボ・メッセージに似たビットマップ画像が含まれている。

このプロジェクトに携わった言語学の専門家、アンドリュー・バード博士は「メッセージに込められたビットマップ画像がすべての鍵です。生命の要素、レキシントンの象徴であるなだらかな丘、水、バーボン、さらにはドーパミンの分子構造を表すイメージ……レキシントンは楽しい場所だからね!」と語っている。

このメッセージは連邦航空局 FAAによって承認され、生命が存在する可能性が高いとされている地球から約39光年離れた恒星系TRAPPIST-1へ特別に送信された。 この星間広告は2063年頃に所定の距離まで届く予定。もし本当に知的生命体がメッセージを受け取っていたならば、早ければ次の世紀の変わり目頃にレキシントンに到着する可能性があるとのことだ。

遠く離れた宇宙からの観光客が我々の前にお目見えする日も近い?

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

Photo credit: Late Boomer on VisualHunt.com