UFO・UMA

ネス湖の公式ネッシー目撃記録団体、代表が交代へ 娘が父の後を引き継ぐ

UMAの代表格でもあるネス湖のネッシーは、目撃報告がなされる度に検証が行われ、見間違いの可能性が極めて低いと認定された場合「公式ネス湖モンスター目撃記録簿」に登録される。

そんな公式目撃記録を作成している団体「ネス湖公式モンスター目撃情報記録簿」の管理者が、創設者のゲーリー・キャンベル氏から娘のペイジ・デイリー氏に交代となった。代表の交代は約30年ぶり。

そもそもこの団体が設立されたのは、創設者の キャンベル氏がネス湖でネッシーらしき謎の生物を目撃した際、その目撃情報を報告する場所がないことに気づいたことから始まる。 程なくして彼は「公式ネス湖モンスター目撃記録簿」を設立、それ以来1155件もの目撃報告を記録してきた。

1996年に彼女の父親によって結成された「ネス湖モンスター・ファンクラブ」とともに、象徴的な目撃情報登録団体を引き継ぐことになったデイリー氏は、この2つのリーダー的役割を「大きな責任」としながらも、「この挑戦を引き受ける準備は十分にできている」と述べた。


デイリー氏自身もネッシーに関連した活動を独自に行っており、自身が運営するTikTokチャンネルにてネッシーの可能性のある動画や、長年の謎の生物についての洞察を紹介。現在までに18000人の登録者を誇っている。

残念ながら、デイリー氏自身はまだ有名なネッシーにお目にかかったことはないそうだが、「ネス湖に潜む『何か』がいるのは間違いない」と断言しており、既に寄せられた膨大な目撃報告から認定に足るものがあるか決定付ける重要な仕事を任されている。

近年はウェブサイトやSNSにしばしば判別しにくい写真や動画が上げられることもあるが、これに関しては彼女の父親の技術や基準に倣っていくとしている。デイリー氏はUMA情報にデマやフェイクが多いことを認める一方で、彼女は「目撃報告に対する基準を高く保つことで、人々が見ているものが説明のつかないものなのか、それとも説明がつくものなのかを見極める」としている。

「目撃記録簿は私の人生のすべてであり、私も若い頃から関わってきました 。私は今、次の世代にそれを引き継いでいきます」とデイリー氏は意気込みを語った。

Photo credit: jpellgen (@1105_jp) on Visualhunt