塙保己一の幽霊話、桂文楽が小さんの妹に霊視された!





塙保己一は、江戸時代に活躍した盲目の学者で「群書類従」を残し、平田篤胤に学問を教えたり、日本の学術史に大きな功績を残している。かのヘレンケラーも保己一のことを尊敬し、来日した時に保己一の机を触ってえらく感動していたとされる。保己一は文政4年(1821)に76歳で永眠した。


画像©山口敏太郎

塙保己一の墓所は当初安楽寺にあったが、明治30年(1897)に同寺が廃寺となったため、愛染院(あいぜんいん)に移設された。

そんな保己一の幽霊の話が残されている。




昭和時代の事、古今亭志ん生と並び称される落語の名人・桂文楽が胸を患った。不安に思った文楽は、拝み屋をやっている3代目柳家小さんの妹のところに行った。すると妹のもとに保己一の霊が出現し「文楽はまだ大丈夫だ」と告げた。不思議に思った文楽は、小さんと一緒に保己一の墓参りに行った。そして保己一の過去帳・系図を見ていると、小さんが叫び声をあげた。なんと軍隊時代、小さんを殴っていた上官は保己一の子孫であったのだ。

昭和の幽霊事件はなかなか味わい深い。

(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©ウイキペディア絹本著色塙保己一像(住吉広定(弘貫)筆、個人蔵、福島県指定重要文化財)より 





 

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