12月27日水曜日の朝、オーストラリアのクイーンズランド州クガリ(K’gari)にあるビーチにて衝撃的な生物の死体が発見された。
それは巨大なエイの死体だったのだが、エイの特徴的な大きなヒレが両側から何らかの生物に食われてしまっていた。発見者は観光で訪れた海水浴客だったそうだが、発見当時はまだ時間がたっていなかったのか、鮮血が砂浜に流れていたという。
すわ、海の怪物が大きなエイを食ったのかと疑いたくなるが、ボンド大学のダリル・マクフィー准教授(環境科学)はYahoo News Australiaの取材に対し、この襲撃はサメが引き起こした可能性が高いと語っている。
「この海岸周辺には多種多様なサメがいて、そのうちの数種類はエイを好んで食べる。 ジンベエザメの多くやイタチザメもそうです」
彼は、このような攻撃は珍しいことではなく、サメは日和見的な摂食者であると語っている。アカエイは浅瀬に生息しているため、このような事態は「どこで起きてもおかしくない」とマクフィー博士は言う。
ちなみにクガリには昔からサメがたくさん生息しているとのこと。 あまりサメに噛まれたという事例が聞かれないのは、「単に泳ぐ人が少ないから」とのことだ。
事実、クガリ沖での遊泳は推奨されておらず、 クイーンズランド州政府のK’gariコンディションレポートにも「この海域には、サメやウミトサカを含む海洋野生生物が生息している。 ビーチは監視されておらず、また強い海流があるため、泳ぎが得意な人でも無理がある」と報告されているそうだ。
Mystery as giant stingray has two huge bites taken out of it by sea beasthttps://t.co/8CYGs2hjy4 pic.twitter.com/f7beSGdc4s
— Daily Star (@dailystar) December 28, 2023
(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)