スピリチュアル

「友達の家」

敏太郎先生と皆様こんにちは、コーヒーが大好きなヘイゼルです。

実は前々回の放送で、コックリさんの話が出て来たので、思い出した事がありました。

何年か前に友達の家でディナーに呼ばれていった時の事です。私の友達はアメリカ人の男性です。友達の知り合いも二人招かれていました。

二人共男性でラテン系の国から来ていましたが、そのうちの一人が食事中に話し始めました。それは彼が子供の頃コックリさんが流行っていて子供達はみんな夢中になって遊んだそうです。休み時間も放課後も休みの日もそればかりしてたぐらい皆夢中だったそうです。

その遊びはあまり良くないと言う話もちらっと聞いたけれど、誰もそれほど気にも止めずに遊んでいたある日、彼とお姉さんの二人共誰も遊ぶ友達が見つからない日があったそうです。仕方がないので二人で遊ぶ事にしました。

やはりコックリさんをしようと決めて遊び始めました。そして降霊術の後質問をして誰なのか名前を聞いたら亡くなった父親と同じ名前だったので、「もしかしてお父さんですか?」と聞いたら、そうだと返事があったそうです。

驚いて二人は、「何かメッセージがありますか?」と尋ねたら、《この遊びは絶対にしてはいけない》と言われたそうです。二人共お父さんに謝って、その日以来彼は二度とその遊びをしなかったと話してくれました。

私も友達も、『ふーんそうなんだ、でも何でその話を今したのかな』と思いました。

すると彼は「実は自分は、その時からそれまで見えなかったものが少し見えるようになったんだよ。あまり気にしないようにしているけれどね。それからさっきディナーが出来るまでそこのソファーに座ってみんなでお喋りしていたでしょ。そしてディナーの用意ができたのでテーブルに移ってと言われた時、僕の前を何かがすっと横切ったんだよ。でも僕は気にしない事にしているからね」と言いました。




私達はみんなで、「えー、そんなそこまで言って後何も言わないのは余計気になるじゃないの。ちゃんと教えてよ」と何度も聞きましたが、彼ははっきりとは教えてくれませんでした。

実は私はそれより二年ほど前、友達がその家を買った次の日にその家に初めて訪ねて行きました。その時、誰か小さな女の子か或いは若い女性が見ているような気がしていました。

私自身は時々不思議体験をするけれど、特に霊感が強いとは思っていなかったので、まぁ勘違いかもしれないし、悪いものは感じないので友達には何も言わずにいました。

そして友達はその家を買ったすぐ後からその家を上から下まで全て改装するつもりだったので早速色々変え始めました。最終的には、すべての部屋から床も壁も屋上までもとても素敵に改装する事になりましたが、その改装が役半分くらい終わった頃に友達のお母さんと弟が初めて家を見に来る事になりました。

その為私達は、二人で家中大掃除をしたのですが、その日、二階のバスルームのバスタブの中に入って洗っていた時に何だかそのバスルームの入り口の所に誰かがいるのを感じました。そしてこれは私の頭の中にしっかりとその女性の姿が浮かぶのですが、肉眼では絶対に見えない存在だなと思いました。

そして、誰かしらと思ったら陽の光の中でキラキラととても嬉しそうに微笑んでいる女性がいました。大人の女性でした。

段々はっきりと頭の中で見えてくるんです。そしてわざと頭を上げてみるとそこには誰もいません。そしてうつむくとやはりニコニコとした美しい女性が私達二人を見ているのです。

私は頭の中で彼女がこの世に生きていた頃のことを少し見せてもらえました。でも私の友達は、何一つ気付かずに私と向き合ってバスタブの中を掃除していました。ディナーより一年くらい前の話です。だからディナーの時のゲストの男性が何かを見たり、感じたりした事について驚きませんでしたが、私も他の人達と同じように驚いたふりをしてました。

私は彼に同じ女性だったのか確かめたかったけれど、それ以上彼は話さなかったので残念でした。初めてその家を訪ねた時に感じたとてもシャイな女性の視線はその人だったんだなぁと思っています。

(アトラスラジオ・リスナー投稿 ヘイゼルさん ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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