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奇妙な密航を敢行した謎の男、どうやってロサンゼルス便に乗り込んだのか?

11月、アメリカ連邦当局は「航空券もパスポートも持たずにデンマークからロサンゼルス行きの飛行機に乗ることに成功した男」を逮捕したと発表した。

この奇妙な事件は11月初旬、ロサンゼルス国際空港の国際線到着者の中にロシア系イスラエル人のセルゲイ・オチガヴァ氏が現れたときに起こったと伝えられている。

パスポートの提示を求められたオチガヴァ氏は当初、「デンマークからの入国便の中にうっかり忘れてしまった」と答えた。 しかし、この状況を調べた税関職員は、実は想像をはるかに超える奇妙な事態が起きていたことを悟った。

まず飛行機の乗客名簿をチェックしたのだが、名簿にはオチガヴァ氏の姿はなく、彼が何らかの方法でチケットを持たずに飛行機に乗り込んだものと判断された。




またオチガヴァ氏は空港のセキュリティーチェックを通過した覚えも、チケットを持たずに飛行機に乗った覚えもないと主張しており、どうやってロサンゼルスにたどり着いたのか説明できなかったという。

ちなみにこの男が乗っていた便を担当したスカンジナビア航空の乗務員によると、彼はフライト中に問題行動を起こしていたそう。

彼は別の席に移ったり機内食を2回頼み、客室乗務員が持っていたチョコレートをひったくろうとしたと彼らは回想している。 一方でFBIの質問を受けたオチガヴァ氏は自分の置かれた状況に困惑を見せ、「3日間寝ていない」と主張した。

当局と航空会社関係者は、現在なぜこの男がこれほど多くの検問をすり抜け、誰にも気づかれることなく、空席に座って目的地に到着できたのかを調査している。

なお、オチガヴァ氏は密航の罪で起訴されたため、連邦政府の拘留下にあるそうだ。

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

Photo credit: – Adam Reeder – on VisualHunt