隕石衝突や火山噴火、重力変動まで「恐竜絶滅」に関する様々な説

かつて地球上に存在していた恐竜は、約2億3000万年前から約6600万年前の絶滅まで栄えていたといわれている。1億6000万年もの間、繁栄を築いた恐竜の絶滅については、これまで多くの説が唱えられてきた。

現在最も有力視されているのは、巨大隕石(小惑星)が地球に落ちたことにより生じた環境の変化による絶滅という「隕石衝突」説だ。この説は、1980年に物理学者ウォルター・アルバレズが提唱して以来、指示され続けてきたものである。

メキシコのユカタン半島東部に存在する、地球上に残るクレーターで3番目に大きい「チクシュルーブ・クレーター」が、恐竜や多くの生物絶滅を引き起こした隕石のものではないかとも考えられており、この「隕石衝突」説は恐竜絶滅の最終仮説とも見なされるほど強く支持されている。

近年の研究では、激しい火山活動によってすでにいくつかの種が絶滅し、そこへ落下した隕石がとどめとなったという「火山噴火」説も持ち上がってきた。隕石衝突よりも数十万年前に、インドのデカン・トラップで噴火が起きており、それによって気候が不安定となって大惨事の下地になったというのである。




この他、超新星爆発が起こって地球に大量のニュートリノが降り注いだことによるガンの誘発という「超新星爆発」説、強力な伝染病が蔓延し大打撃を与えたという「伝染病」説、力をつけ始めた哺乳類によって卵が大量に食べられてしまったという「哺乳類増強」説、中には毒性を獲得した植物を食したことによる食中毒や便秘といった「植物」説や、高等な進化をしつつあった恐竜に危機感を持った地球外の存在による攻撃という「エイリアン」説まで囁かれている。

こうした様々な説が提唱される中、この中のいずれかであるか、もしくはいくつかが複合したものであるかという議論がなされているが、これ以外に考えられる原因というものも存在している。その筆頭として挙げられているのが、「重力」説である。

恐竜時代、地球の重力は現在よりもはるかに(およそ20%)低かったのではないかと考えられている。恐竜があのような巨体を誇り棲息を可能にしていたのは、この低い重力にあったとも言われている。その重力が、何らかの影響によって変化し、恐竜自身がその巨体を支えることができなくなったことで餓死などに至ったのではないかというのである。




その重力の変動に影響を及ぼした原因として特に有力視されているのは、地球の衛星である月の存在である。まだ小惑星として太陽の周回軌道上にあった月が、ある時急激に地球と接近したことによって地球の重力によって捕獲された。この結果、地球の公転速度は乱れ自転速度も激減、またこれにより遠心力が弱まったことで重力が急激に増加したというのだ。

以上のように見てみると、隕石落下が事実としてあったにせよ、それはある種の最終警告のようなものであり、恐竜の絶滅につながる事象がそれよりはるか以前に起こっていたことは確かなようだ。またある説では、何らかの原因で酸素濃度が急激に低下したことが大量絶滅につながった可能性も主張されているようである。

いずれにせよ、恐竜が誇ったあの巨体が結果的に自らの首を絞めるもととなってしまったという事情が、絶滅の説の半数ほどから示唆されるのは皮肉としか言いようがない。

【参考記事・文献】
恐竜絶滅、火山噴火がお膳立て、新たな研究でも
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/020900152/
恐竜と重力の謎について!今の地球では生きられない?
https://www.dinosaur-learn.com/column/post-374
恐竜の絶滅は重力と酸素が原因?その真相とは
https://www.dinosaur-learn.com/column/post-143

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(ZENMAI 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

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