月に二つのクレーターを作った中国のロケットは何を搭載していたのか?

2015年、天文学者が月の軌道上に大きなデブリを発見した。

何らかのロケットの破片と考えられたそのデブリは、2022年に月の裏側に衝突することが判明。最終的に月面に衝突し、2つの重なり合ったクレーターを形成し、大きな注目を集めた。

この物体について、当時からスペースデブリを追跡していたビル・グレイ氏は、当初このデブリはスペースXのファルコン9ロケットの2段目だと考えていた。しかし、さらなる分析の結果2014年に打ち上げられた中国の嫦娥5-T1ロケットの可能性が高いことが判明したのである。

2014年に打ち上げられたロケットが長い間宇宙空間にあったのは、地球と月の重力に加え太陽風の影響を受けていたためとみられている。


ロケットは大きな空っぽの筒の片側に重いエンジンが付いている状態だが、このロケットは謎のペイロードを積んでいたために宇宙空間で釣り合いを保ったまま移動し、月まで到達したのではないかと考えられている。

筒の片方にロケットブースター、もう片方に未知のペイロードを乗せた一対のダンベルのような状態で落下したため、月面に2つのクレーターができた理由も説明できるという。

しかし、気になるのは未知のペイロードの正体だ。研究者は「おそらく余分な支持構造、または追加の計装の可能性がある」と考えているようだが、「全く別の何かかもしれない」とも述べている。

真相は中国が嫦娥5-T1ロケットについて詳細を語れば明らかになるかもしれないが、果たして?

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

PexelsによるPixabayからの画像

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