エジプトをはじめとして、世界の各地にピラミッドと称される建造物などが存在している。
日本や南極、果ては火星にまでもピラミッド型の遺物が残っていると言われている。しかし、ピラミッドの発見は陸地のみに留まらない。なんと海底からもピラミッドが見つかっているというのである。しかも、その海底で発見されたピラミッドは、他には見られない驚くべきものであるというのだ。
2012年、アメリカとフランスの探索チームがソナーによって海底を調査中、水深およそ600メートル地点にピラミッド型の建造物らしきものを2基発見した。そのピラミッドの底辺の一辺が約300メートル、高さ約200メートル、その大きさはクフ王の大ピラミッドよりも巨大なものであったという。しかも、そのピラミッドは所々が半透明で透き通っており、藻や堆積物がその表面に全く覆われていないというのである。まるでガラスのような質感であることから、「クリスタル・ピラミッド」と呼ばれるに至ったのだ。
実は、このクリスタル・ピラミッドが発見された場所というのも、大きく注目される要因となった。その場所というのが、多くの船舶や航空機が謎の失踪を遂げるとして恐れられていた、「バミューダトライアングル」に存在しているというのである。バミューダトライアングルは、フロリダ半島の先端、プエルトリコ、バミューダ諸島の三ヶ所を結んだ海域であり、魔の海域と恐れられた場所である。
魔の海域の怪現象については、これまでにも様々な原因が唱えられているが、実はクリスタル・ピラミッドが一因になっているのではないかという説があるのだ。このピラミッドは、頭頂部に2つの穴が開いており、強い勢いの水流が生じているという。この水流が渦や大波を引き起こしていると言われており、これが魔の海域の荒波などを引き起こしているのではないかという。そして、このクリスタル・ピラミッドは、海に沈んだ高度な文明を持つ大陸、アトランティス大陸の遺物ではないかと呼ばれるようにもなったのである。
しかしながら、このクリスタル・ピラミッドの実在については、きわめて懐疑的な意見が散見されている。その最たる疑念というのは、クリスタル・ピラミッドをおさめたという明確な映像や写真がほとんど見当たらないということだろう。作家山口敏太郎は、海底探査業者が資金集めのために行なった、プロモーションではないかという可能性を説いている。
ピラミッド、魔の海域、クリスタル(水晶)、オカルト的要素をこれでもかと詰め込んだこの遺物も、空想の産物にすぎなかったということだろうか。
【参考記事・文献】
バミューダトライアングル海底に古代遺跡! クリスタル・ピラミッドもあった!
https://machiukezoo.biz/archives/2891
魔の三角海域バミューダトライアングルの海底にはクリスタルピラミッドが存在していた。
https://x.gd/zVokT
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(ZENMAI 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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