UFO・UMA

英国版ビッグフット実在に赤信号…ニュースになったスクープ映像はフェイクだった!

近年、UMA研究者らの間で話題になっているUMAの一つに「イギリス版ビッグフット」がいる。

これまでイギリスにはサルは勿論、ビッグフットのような大型のUMAの目撃例はないと考えられていた。しかし近年になってイギリス国内で謎の獣人の目撃証言が増えはじめ、イギリスのUMA研究家が過去の記録を掘り返してみたところ「かなり昔から、散発的にビッグフットに類似した獣人型UMAの目撃証言が報告されていた」ことが判明。

さらにここ数年でビッグフットのものらしき巨大な足跡等が相次いで発見されるようになり、今まで埋もれていたUMA「UKビッグフット」が実在する可能性が出てきていた。ちなみに証言はイギリスのウェールズ地方に多いため、生息域もその周辺と考えられている。

ところがつい先日、UKビッグフットの可能性を根底から覆す事件が起きた。

11月初め、映画制作者とビッグフット研究者による撮影クルーが、ケアフィリー山の森林地帯を探検中にビッグフットのものらしき巨大な裸足の足跡と、謎の印や枝を組んで作成した構造物を偶然発見。これぞUKビッグフット生息の証拠ではないか、と報じられて話題になった。


大抵のUMAの報告でありがちなことだが、撮影クルーが発見したこの奇妙な構造物については懐疑的な意見も寄せられていた。中には難癖もあったようだが、生物が残したものとしてはわざとらしい、と疑う意見が少なくなかったのだ。

ところが12日に事態は急転。撮影クルーと同行していたUMA研究者が、森で発見された奇妙な “証拠 “は撮影クルーによる創作物だと告白したのである。

衝撃の告白をしたUMA研究者のアンディ・マクグラス氏は「森でビッグフットの痕跡をクルーが発見した、というニュースを見たときの私の驚きは想像できないだろう」とイギリスのメディアで語った。

彼によると、棒や枝を組んで作られたシェルターをビッグフットの家とみなすコミカルな演出もあったことから、これらの構造物は撮影チームの作品だったと指摘。証言に基づいた再現のつもりだったのかもしれないが、結果的にやらせになってしまったと言うことだろうか。いずれにせよ、今回の撮影でUKビッグフットが実在する可能性については大きな疑問符が付く結果となった。

興味深いことに、マクグラス氏は今回の映像がスクープとしてニュースで報道されて事態を知ったそうだが、「この動画は公開前のものであり、どうやって流出したのか想像もつかない」と証言している。イギリスで話題になったUMA動画にはまだ隠された謎がありそうだ。

Master HughesによるPixabayからの画像