妖怪・幽霊

フィリピンの高校で「集団憑依事件」発生、授業が中止となる事態に…

フィリピンの高校にて、一クラスからなんと14人もの生徒が「悪霊に取り憑かれる」事態が発生、授業を中止するまでに至ったという報告があった。

地元メディアの報道によると、この奇妙な事件は10月頭にロアイのコミュニティーにあるヒナワナン国立高校で発生した。「第三の目」を持つという生徒(日本でいうと「霊感が強い」となるだろうか)が「校内に影のような人が見える」と主張したことから始まったという。

生徒の訴えに対し、学校関係者は一笑に付すのではなく、不吉な霊の噂を払拭するために特別にミサを行った。しかし、事態は収まるどころかさらに悪化。最初の目撃談から数日後、なんと14人もの生徒が授業中に突然叫び声を上げ、けいれんや暴れるなどの異常な発作を見せたのだった。




教室内どころか校内はパニックに陥ったが、このような状況にもかかわらず学校の管理者は狂乱状態の生徒たちを神父のもとに連れて行き、悪魔祓いを行った。その後、生徒たちは病院に運ばれ経過観察となったが、その週の授業は休講に。

地元の警察関係者はメディアに対し、「特に霊が攻撃的でなかったにもかかわらず、生徒が憑依された可能性がある」と発言。学校側の依頼を受けたとされる霊能者も同様に、「確かに子供たちは闇の力による『ある種の霊的報復』の犠牲になった」と主張していたそう。

子供たちは本当に悪霊に取り憑かれてしまったのか。だとすれば事前に行われたミサが霊を怒らせ、更にたちの悪いものにしてしまったのか。いずれにせよ、関係者が調査を行っているとのことなので、今後の報告に期待したいところだ。

画像 Hinawanan National High School / Facebook より