ニュージーランド当局が、ここ3週間2つのコミュニティーにて、不審者が町中のゴミ箱に大量の肉を捨てているとして注意喚起を行っている。
この奇妙な事件は、8月下旬にクライストチャーチ市近郊の2つの町で、200キロは下らない牛肉と骨付きの羊肉が街角にある公共のゴミ箱に捨てられたことから始まった。
それからちょうど2週間後にまた約199キロ、さらにその1週間後にはなんと約250キロもの肉が投棄されているのが見つかったのである。
この1ヶ月の間に捨てられた肉の量の多さに、地元関係者が驚くのも無理はない。ある関係者は「驚異的だ」と言い、別の関係者は「手に負えない」と嘆いているそう。その上、腐敗した牛肉や羊肉は特に悪臭を放ち、公共のゴミ箱を使おうとする住民の邪魔になっている。
「お菓子の包装紙をゴミ箱に入れようとした子供たちは、さぞかし嫌な思いをしたことでしょう」と、アンドレイ・ムーア議員はオーストラリアのテレビ局の取材に対してコメントしていた。
今のところ誰が、なぜこれほど多くの肉を残していったのか見当もつかないと当局も述べている。しかし生肉の大量投棄で地元住民に多大な迷惑がかかったとして、「魔女狩りのようなことはしたくないが、このようなことが続くのは避けなければならない」とムーア議員は述べている。
そして、可能であればこの奇妙な事件が大々的に注目を集めたことで、一連の迷惑行動が収まってくれればと期待しているそうだ。
ちなみに謎の肉投棄事件の犯人が捕まった場合、何らかの訴追を受ける可能性が高いと当局は示唆している。
They always strike on a Monday night. Now, the Council are trying to find the phantom dumper who's left over half a tonne of carcasses in rubbish bins in a month. https://t.co/itjfrnMTKz
— Stuff (@NZStuff) September 19, 2023
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
jan mesarosによるPixabayからの画像