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地名の由来にもなった伝説の巨人族「パタゴン」の数奇な記録

巨人は、山や湖川といった今に残る自然物の造形を作り上げた存在、災害など人々の甚大な脅威となる存在など、世界各地の伝説や伝承として語り継がれている。

現代でも、 “巨人の骨”が発掘されたというような話題が囁かれることがあり、かつて地球上には巨人あるいは巨大な体の種族が存在していたのではないかと想像力を掻き立てる。

南米大陸のアルゼンチンとチリの両国にまたがるパタゴニア、その名称は「先住民族”パタゴン”の住む土地」を由来としている。「パタゴン」とは、なんとその土地にいたとされている巨人族のことを指している。

パタゴニアの巨人は、16~18世紀にかけてヨーロッパの船乗りや探検家たちによって伝えられていた伝説の巨人族だ。その種族は、人間の倍は大きく時には4~5mもあると考えられていた。

1951年に人類初の世界一周航海へ出発した航海士マゼランと乗組員たちが、南米の海岸を訪れた際に巨人族と出会ったという報告が、探検隊の一員であるアントニオ・ピガフェッタによってもたらされた。これがパタゴンについて初めての言及となる。

しかし、航海技術も向上し航海が頻繁に行なわれるようになった18世紀に入るとパタゴニアに関する報告も増え、その結果「確かに彼らは190cmと長身ではあるが、巨人と呼ぶほどではない」という結論となった。

これまでの報告は、大柄な先住民族を誇張したものであると判断され、こうしてパタゴニアの巨人伝説は終焉を迎えたのだった。

パタゴンの正体は、現地に住んでいたテウェルチェ族であったと考えられている。彼らは高い身長が特徴であったため、ここからパタゴン伝説が生じた可能性は充分にあり得るだろう。しかしそのテウェルチェ族も、19世紀末にヨーロッパからやってきた入植者の支配や持ち込まれた疫病などの影響によって次第に追い詰められ、とうとう自立した民族としては事実上壊滅してしまった。

パタゴンは、ロマンある空想と開拓という現実のはざまに翻弄された悲しき巨人なのかもしれない。

パタゴン実在した巨人族|古代の地球を支配していた可能性も?
https://gorilife.com/patagonkyozin/

Patagonian Giants
https://library.princeton.edu/visual_materials/maps/websites/pacific/magellan-strait/patgonian-giants.html

(にぅま 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 ウィキペディアより引用