アメリカ・ミシシッピ州の川で、あるハンターグループによって「ナイトメア・マテリアル(悪夢のみなもと)」と呼ばれた記録的な巨大ワニが捕獲された。
8月26日、ミシシッピ州のヤズー川から引き揚げられたこの個体は、これまでの州記録を上回り重さ360kg以上で体長4.3m以上にもなる。
ミシシッピ州野生生物・水産・公園局のフェイスブックでこのワニの写真が公開され、「今日、ワニの最長捕獲記録が更新された!おめでとう、ミシシッピのハンターたち!」とのコメントが添えられた。捕獲メンバーはタナー・ホワイト、ドン・ウッズ、ウィル・トーマス、ジョーイ・クラークの4名。
同州では、住宅地も近くペットが食べられてしまうという苦情があったために、特定の時期にワニを狩ることが許されている。今回の個体は、ワニの活動期2日目に捕獲されたものだ。これまでのミシシッピにおける記録は、2017年に捕獲された体長約4.2m重さ348kg以下となっている。フェイスブックには、「ナイトメア・マテリアル!」「ヤバい、とんでもない化物だ」などのフォロワーのコメントが書き込まれていた。
ドンは、リールを巻き取るのに7時間かかったこのワニとの格闘を「精神的に疲れた」と言い表している。「8、9回フックをかけたんだけれども、何度も外れてしまった」と州の日刊紙に語った。「ヤツは丸太の下をくぐり続けたんだ。自分が何をしているか理解してたんだろうね。不思議なことに、ずっと同じ場所に留まっていたんだよ」
そして午後3時半ごろ、ハンターたちはようやくワニをボートに乗せることに成功した。「巨大なワニがいることは分かっていたんだ」ウッズは続けて言う。「背中の広さと頭のデカさに驚いたよ。正直、とてもシュールだったね」
Massive alligator captured in Mississippi is a new state record. ‘Nightmare material’ https://t.co/p9GpMYwfVu
— Miami Herald (@MiamiHerald) August 30, 2023
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
JamesDeMersによるPixabayからの画像