大阪の圭子です。今日は、死者の声が聞こえてきた話です。
一度は小学4年生の時で、祖父の葬儀の真っ最中でした。私は祖母の隣で最前列にいて、読経が心地よく響く中、はっきりと男性の声で「うーん。やっぱり線香の煙は美味しい。」と言うのが聞こえてきました。
声は前から、遺影より奥から聞こえてきたのです。でもそれは、祖父の声ではなかったように記憶しています。そして、私にしか聞こえていませんでした。
二度目は亡くなった父の枕元で、上の方から、やはり男性の声で「おーい、おーい」というものです。部屋には祖母や伯父など数人いましたが、その声も私にしか聞こえていませんでした。
三度目は、伯父が亡くなって納骨を済ませた後でした。親戚と歩いて帰る途中です。目の前に濃いグレーの蝶が現れました。
かなりの大きさで地味なグレーの蝶がまとわりついてきて、「○○(伯母の名)を頼んだぞ」と言って消えました。それは間違いなく伯父の声でした。伯父夫婦には子供がいなかったのです。
その伯母も亡くなり、納棺が終わった夜のことです。
部屋に伯母が現れ「やっぱり死んだのか」と言って消えました。伯母の姿は等身大ではなく、背が1メートルくらいとコンパクトになっていました。別の部屋にいた息子が「今、ばあば来た」と言ってきたので、これが最後と、家中を見てまわっていたのかもしれませんね。
ひとまず、これで終わります。
(アトラスラジオ・リスナー投稿 大阪の圭子さん ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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