「ヌルヌル滑り台」など主にバラエティ番組で使われる、ドロドロの液体「ローション」。その独特の潤滑性はこれまで数多くの番組スタッフの間で重宝されており、多くの芸人を苦しめてきたとされる。
「ローション」と聞くと、(主に若い男性諸君は)性行為時に使う、どこかいかがわしいものと考えがちかもしれないが、本来「ローション」とは日本語で「化粧水」のこと。肌に水分保湿成分を与え、潤いを与えるために使われる医薬品である。
だが平成時代以降、ローションはバラエティ番組やアダルトビデオで使われる機会が多くなり、若い人の間では医療品としての側面はあまりフィーチャーされていないのが現実だ。
ローションは現在でも医療の現場で使われており、内視鏡検査や尿道留置カテーテル処置の現場では無くてはならない重要な薬品だったりする。健康を気にする大人になれば、近い将来必ずお世話になるであろう有難い薬品なのである。
そんなローションだが、その歴史は古く日本では今から500年近く前、安土桃山時代までに遡る。
安土桃山時代のローションが何を原材料にして作られていたのかは不明だが、江戸時代の後期に入ると、既に医療の現場では頻繁に使われていたようで、寒天や葛、通和散と呼ばれるトロロアオイなどの天然由来の素材を湯で溶かしたものをローション代わりとして使っていたとの記録があるのだ。
さらに興味深いことに、なんとこの時代からローションは医療として用途以外にも、性行為の現場でも使われはじめているのだ。
男性同士で性行為をする際、時代関係なく生物としての都合上、どうしても「ヌルヌル」が足りなくなってくる。そこで使われたのが潤滑剤=ローションであったという。
今も昔も日本人の発想はさほど変わっていない事がわかる好例と言えよう。
当然、男性同士だけではなく男女間でも使われているはずで、何百年も前から日本人はローションの持つポテンシャルに気が付いていたようだ。
ちなみに現在のようなローションが登場するのは昭和の戦後時代に入ってからで、昭和35年に登場した「Zローション」およびその後に登場した「ペペローション」が元祖とされている。
もちろん江戸時代からは材料も変わっているが、水をはじめとする天然由来の素材を主成分に使う点は変わっていない。
そういう意味ではローションは超・超・超ロングセラー商品であり、その可能性はまさに無限大。
令和時代には我々が想像し得なかった新しい素材や使い方が考案される未来もあるかもしれない。そんな未来を切り開くべくTENGAは既存の商品の中でもトップクラスの人気を誇る「LOTIONシリーズ」を2023年7月にリニューアルした。
「TENGAローション」は繰り返し使えるTENGAのHOLEシリーズのために開発された専用ローションである。
ここからは、さらに進化した「TENGA LOTION」のリニューアルポイントを紹介する。
ホール内部に塗りやすいロングノズル仕様にしたことで、中身をこぼさず確実にシュート。ご安心してお使いいただきたい。
ローションを装填する際の悩みといえば「糸引き」である。例え装填がうまくいっても、糸引きにより服や床にローションが付着し汚れてしまっては興ざめしてしまう。
だが今回のリニューアルによりTENGAは糸引きを防止する「ワンウェイバルブ」をボトルに採用。これでもう漏らす事なく安心して使う事ができる。
ボトルの秘密はこれだけじゃない。キャップを閉め忘れた際、ローションが倒れたり傾けたりしてしまい、せっかくのローションが台無し……という悲劇を防ぐための理想的な機能も搭載。
さらにパワーアップしている。ボトル自体も大幅にリニューアルしており、より使いやすくキャップも締めやすく改良が加えられている。
さらにお好みにあわせて選べる、3つのテクスチャをご用意しているので、その日の気分に合わせてチョイスする楽しみも広がることだろう。
ローションの中身は安土桃山時代より日々進化している事実は前述で述べた。ローションの進化はTENGAにかかっていると言っても過言ではない?
■TENGA LOTION商品ページ:https://store.tenga.co.jp/category/feature_tenga_20230720
(北島あいら 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)