スピリチュアル

「病院の怪談」③

『ゆりはん』といいます。よろしくお願いします。

病院の怪談です。今回は病院の同僚のお話です。許可を得ていましたので投稿します!!

同僚OさんはS島の出身で、現在F市に在住しています。2018年?大雨で代々の墓所が土砂崩れし、一部流されたそうです。Oさんのお母さんと叔母さんも高齢であり、F市から遠く、墓を移転するか、墓じまいか考えていたそうです。

2019年のお盆にOさんのお母さんと叔母さんは早朝5時くらいに、S島のお墓詣りに出かけました。『まだ残暑もあるし、道が渋滞するから早めにお墓に行って帰ろう』ということだったようです。

S島の墓所は海や山々が連なり、点在し、瀬戸内の景色がすばらしく、春は梅が咲き、とってもいい所なんだそうです。




墓所はまだ薄暗く、2人で草取りなどしていたそうです。別の住人も同じように、墓参りに来ていたのか、明るく楽しそうな、愉快なしゃべり声が聞こえて、にぎやかだったようです。

『私たちと同じように来てるんだね』

そして一瞬辺りが明るくなり、夜が明けてきたのかと思い見回したら、まだ周囲は薄暗くて誰もいなかったんだそうです。

その出来事があり、Oさんのお母さんと叔母さんは、『あそこはいい所だから、自分たちも入りたい』と結局S島の墓所に墓を再建されるそうです。

昔は墓へ家族がお参りをして、そこでお弁当を食べていたそうですね。『いい所だよ、故郷は』と言っているのでしょうか?こちらは田舎で、人口減少し、墓をどうしようか?墓じまいしようかと身近な問題となっています。考えさせられる話でした。

(アトラスラジオ・リスナー投稿 ゆりはんさん ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 kakkiko / photoAC