7月頭、オレゴン州ポートランドにあるファーンヒル公園を訪れた人たちは公園に奇妙な看板が設置されているのを見つけて驚いた。
そこには「最近の出来事のため、ウィジャ盤の使用は禁止します」と書かれていた。
ウィジャ盤とは日本のこっくりさんの基ともなった占いゲームで、アルファベットと数字が書かれた板とブランシェットと呼ばれる文字を指す小さな板とがセットになっているというもの。霊の声が聞こえると言われているが、日本のこっくりさん同様に下手に手を出すと悪霊に取り憑かれるとも言われている。
わざわざ公園でウィジャ盤を持ち出す人もそう居ないと思われるが、急に現れたこの看板を不気味に思う人は少なくなかったようで、地元のSNSは看板の話題でもちきりになり、市の公園課に問い合わせる人も続出した。
しかしSNSで話題になったことで、思いもよらない所から反応があがった。
それはカナダのトロントにあるミルキーズ・コーヒーというカフェで、先月末に店の外の電柱にちょっと変わった張り紙が貼られたことで話題になった。
— Graeme 🦀 (@hexagraeme) July 6, 2024
その張り紙には「最近の出来事のため、中庭での占いボード(ウィジャ盤)の使用は禁止します」とする奇妙な宣言が書かれており、一体背景に何があってこのような張り紙がされるに至ったのか、現地でかなりの憶測を呼んだ。
ネット上ではさまざまな説が唱えられたが、結局はこの店のオーナーが “面白いと思って作った “と述べたことから、この看板は単なる冗談が一人歩きしたものであることが判明した。
それがまさか遠く離れたオレゴン州の公園にも現れたというのは、カフェの方でも予測していなかったようだ。
恐らくトロントのカフェの話を知った何者かが同じような悪戯を思い付いたと考えられている。また市の公園課は、この看板が市の公共物に似せて作られているが公式のものではないことを発表している。
（勝木孝幸 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部）
Photo credit: lutvikurniawan.lkn on VisualHunt
