UFO関連の陰謀論の一つに、「ケネディ大統領はUFOに関する政府の陰謀を公開しようとしたために暗殺された」というものがある。ケネディ大統領はある空軍基地内で1947年に起きた円盤墜落事件であるロズウェル事件で回収されたエイリアンの死体やUFOといった証拠を目の当たりにし、あまりに驚いた彼は記者会見で明らかにすることを決定。その口封じのために暗殺されたというのだ。
この話はあくまで陰謀論の一つとされていたが、なんとその証拠が本当に存在していた事が明らかになった。
先日、ジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件について「完全な理解を提供する」ためにバイデン大統領によって新たな極秘ファイルが公開された。公開された文書の一つは1963年11月22日に起きた暗殺事件の数ヶ月前に容疑者であるリー・ハーヴェイ・オズワルドの郵便物を傍受したCIA職員ルーベン・エフロン氏の名前が、以前は編集されていたことを明らかにするものだった。
エフロン氏の名前は1955年10月15日付の別の極秘ファイルにも記されており、そのファイルには「ソ連を列車で移動中に『空飛ぶ円盤』を目撃した」という奇妙な事件の詳細が記されていた。
その文書はCIAの公式文書で、「信頼できる3人の米国人観察者」によってなされた報告書だった。米空軍から届いた電報からの抜粋によれば、報告者者は前述のエフロン氏、リチャード・ラッセル上院議員、EU中佐であるハサウェイ氏の三人。ラッセル上院議員は後に、JFK暗殺事件を調査するウォーレン委員会の委員を務めることになる人物だった。
彼らは「トランカウカサス地方」で「空飛ぶ円盤ないしはそれに似た2つのマウンドと円形の型破りな飛行物体が、1分間隔でほぼ垂直に離陸するのが目撃された」と報告していた。さらに、彼らが乗車していた列車の上空を通過する前に機体が回転し、”火花か炎 “を噴射したという。
問題の空飛ぶ円盤は、速度が “急激に “上がる前に上昇。目撃していたのは彼らだけでなかったようで、「ソ連の列車乗務員は興奮し、カーテンを下ろし、窓から外を見る事を拒否した」という。この動きから彼らは「この空飛ぶ円盤はソ連の円盤型飛行機だったのだろう」と判断したそうだ。
果たして彼らが何を目撃したのかは今となっては解らない。しかし、この報告書は長年公開されず眠っていたのは確かだ。また、前述の通り重要な捜査記録からルーベン・エフロン氏の名前が消されていた事も事実だ。
ケネディ大統領はやはり、UFO関連の情報に触れすぎたことから暗殺されてしまったのだろうか?ニューヨーク・タイムズ紙によれば、エフロン氏は30年前に死亡したと伝えられている。
(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
Photo credit: NASA on The Commons on Visualhunt.com
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