1986年12月30日(火)に新聞に掲載された不思議な事件があった。
1986年11月17日(月)17時5分、パリ発東京行きの日本航空1628ジャンボ貨物機がアラスカ上空にて、UFOと遭遇したのだ。折りしも機体は、高度1万600メートルの地点を時速910キロで飛行中であり、当初発見したのは寺内謙寿機長であった。寺内機長は、自衛隊の出身でありF86戦闘機に乗ったことのあるベテランパイロットであった。
機体の進行方向左前方 600m下方に、巨大な自動車のテールライトのような四角い明かりが二つ確認できた。明らかにに飛行機とは動きが違った。異常を察知した寺内機長は、アンカレッジ空港の管制塔を呼び、UFOとの接近遭遇を伝えたが地上のレーダーでは確認できず、レーダーにはJAL機しか映っていなかった。
UFOの大きさはDC8旅客機分ぐらいで、周囲についた無数のノズルから白色光を噴出していた。しかも、ジャンボ機の僅か150~300メートル前方に異常接近する。この瞬間操縦席は昼間のように明るくなり、若干の熱を感じだ。まもなく、UFOは左前方40度の方向に移動して姿を消した。
だが、すぐさま左前方に違う2つの発光体を発見。この機体はジャンボ機の1.5倍から2倍ぐらいの大きさであった。寺内機長は気象用レーダーを使って確認したところ、本来金属ならば、赤色に反応するのだが、緑色に反応した。この巨大UFOは、機体が高度1万600mから1200mさげても追尾し、JAL機がUA機(ユナイテッド航空)とすれ違うまで監視するように、並行飛行したと言われている。この地点は、アンカレッジ北方270キロのポイントであった。
なお、この事件は寺内機長だけでなく、為藤副機長も「確かに謎の飛行物体を目撃した」とコメントしている。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)