今回、紹介するのは山梨県上野原市にある、上野原駅から徒歩10分のところにある廃社だ。
地元、上野原駅周辺近辺からこのように呼ばれている。「首吊り神社」…(そう、皆さん大好き心霊スポットです)この謎情報をリークしてくれたのは、上野原駅から徒歩3分のところに住むヤンキー風の(優しい)女性Oさんだ。
Oさん曰く「白い女の霊が出るところだよ!」と満面笑みで教えてくれた。
以下はOさんの証言である。
① 17歳の頃、4人の友人と「首吊り神社」に肝試しに向かったという。順調に肝試しは行われた。ふと背後から視線を感じたOさん。後ろを振り向くとそこには、「白い着物の女性」が立っていたという。急いでその場を後にした。後日談で、当時そこで写真を取っていたOさんの元カレ。そこにはたくさんの首が写っていたという。
② その名の通り首吊りスポットとしても有名。
③ 地元でも夜中はあそこを通りたがらない。
④ 筆者がこの記事を書くために再びOさんに取材したところ、取材拒否された。その理由を頑なに言わないOさん。ようやくその重い口が開いた。「『白い着物』の女性が憑いてしまった。だから協力できない」と教えてくれた。
⑤ その神社に関わることを話せないOさんのため取材が困難となってしまった。
その問題の「首吊り神社」に、アクティブな筆者も(丑三つ時に)向かった。
「首吊り神社」は畦道を進んだ先にある。その廃社のさらに奥には墓地がある。雰囲気は折り紙つきのところである。30段ほど登ったところに廃社として「首吊り神社」は存在していた。
丑三つ時ということもあり、あたりの空気は異質だった。しかし、30分粘ったものの「白い着物の女性」が筆者の前に現れることはなかった。(超残念)
「首吊り神社」の「白い着物の女性」の正体とは、かつて首吊りした者なのか、それとも首吊りをすることを誘(いざな)う者だったのだろうか。
もし、上野原を訪れる際は、くれぐれも誘われないように気をつけて欲しい。
文・写真:謎なんでも屋 夜の帳