アイスランドのThjorsardalur渓谷の農家の敷地から、900年前のバイキングの時代まで遡る小さな遺物が発見されて話題になっている。
それは北欧神話の神、トールにまつわるものだった。
マーベルコミックのヒーローとして「マイティ・ソー」の名前でも知られるトールは北欧神話の雷神で、勇猛なアース神族の一人であり、バイキングの時代には多くの人々に信仰された神でもあった。
関連動画
Archaeologists Find Sandstone ‘Thor’s Hammer’ in Iceland
大酒飲みで豪快な神話の多いトールは多くの神の中でも特に人気が高く、トールの持つ伝説のハンマー・ミョルニルを象った形のお守りは安産や危険から身を守ってくれるとされていた。
今回発見されたものは、バイキング時代に作られたペンダント型のお守りだった。非常に愛用されていたのか、表面は凹凸がなくなっている。他にも現場からは灰と燃えた骨、砥石と石鹸の鉢も見つかっており、埋葬されたものと見られている。
発見された物はその後レイキャビクに送られ、現在さらなる研究が行われているという。
(加藤史規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像&動画©Inside Edition/YouTube