土星の輪は宇宙人からの贈り物だった、いずれ地球にも!?





NASAの土星探査機カッシーニの観測により、土星には輪から毎秒数千トンの水が降り注いでいるのが判明した。

これは地球からでも観測されていて観測誤差の可能性もあったが、現地からのデータで確実な物となった。少なくなるという事は逆算して輪が出来た年代を推定できる。

以前は土星本体と同じ頃、45億年前と考えられていたが、データと突き合せたら1~2億年前との計算結果になった。

では、輪はどうやって出来たのだろうか?




ロッシュ限界(Roche limit)という天文学の法則がある。惑星に小さな天体が近づくと、潮汐力で小さな方が崩壊する計算式である。

距離は大きな惑星の質量にもよるが地球の場合は半径の3倍(約19000km)になる。土星の輪はロッシュ限界の内側にあり、氷の小惑星が近づいてバラバラになってそのまま輪になった説がある。

これだけなら簡単だが実は非常に難しい。少しでも角度が深いと惑星に突入してしまう。

1994年、シューメーカー・レヴィ第9彗星は木星に近づきながら崩壊して、そのまま突入して大爆発した。少しでも角度が浅ければ崩壊しつつスイング・バイして遠ざかってしまう。そもそも土星の輪は氷がほとんどだが、このような小惑星はまだ見つかっていない。(土星の衛星エンケラドスも綺麗な氷は表面だけ)

彗星も氷の塊だが、「汚れた雪だるま」と言われるような状態である。惑星自体も太陽の周りを常に移動(=公転)してる事を加味すると偶然では片付けられない。

考えられるのは科学の進んだ宇宙人がオールトの雲からほとんど氷の小惑星を「選別」して太陽系に運び、緻密な計算で放出して輪を作ったという事になる。




芸術家が作品にサインや記号など、自分の証拠を残すは一般的である。実は土星の衛星「パン」は円盤型をしている。

これは宇宙人が輪を作った時、記念に自分たちの乗り物と同じ形の衛星を残していった可能性がある。

1~2億年前と言えば地球ではまだ恐竜が繁殖していた時代である。土星の輪はそのうち出現するであろう文明をもった生物(=人類)への置き土産だったのでないだろうか。

もしもう一度、太陽系にこの宇宙人が訪問する事があれば、今度は地球に輪のプレゼントをしてくれるかもしれない。

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NASA at Saturn: Cassini’s Grand Finale

(桜木ヒロキ ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)

画像©PIXABAY

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