妖怪・幽霊

【閲覧注意!】意図は何?海外で作成された奇妙な動画





海外製のアニメなどを見ると、キャラクターの話している言語が解らないため話の筋が掴めない時がある。大半のアニメはそれでも動きを見ていれば流れが把握できるし、内容も解るものになっている。しかし中には制作された意図などが全く不明なものも存在している。

こちらの動画は海外で作成されたもの。簡単なCG手法を用いて、紙人形のようにキャラクターが動いていく形式のアニメーションとなっている。しかし、問題は映像と内容だ。

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草原を走っていくウサギの様子から始まるのだが、そのウサギの上には「rabbit」の文字が終始出続けている。これはウサギに限らず、画面に出てくるものの大半に対応した英単語が添えられる形式になっているのだ。そのため、背景を構成するものそれぞれに「fence」「tree」「house」等の文字が一緒に表示されて動いていくので、ごちゃごちゃした印象を受けるものになっている。

なお、この文字は同じものが存在していても一様に表示される形式となっているため、木の上から男の子が覗くシーンなどは男の子の周囲にある枝葉それぞれに「leaf」の文字が浮かんでいる形になっており、ともすれば見づらく異様な印象を受ける構成となっている。

ストーリーも不可解で、初めに草原を走って行くウサギを少女が捕まえてマフにしようと考えるところから始まる。そして女の子はウサギを仕留めるために追いかけ、それを見かけた男の子が協力してウサギの上に飛び降りる。さらに二人は捕まえたウサギを家に持って帰り、ナイフで文字通り真っ二つにする。




ちなみにこの時、真っ二つにされたウサギの断面図がやたらと詳細に描かれており、骨や内臓のディテールまでしっかり描写されたものになっているのだ。そして体内から「idle(偶像?)」とされた黄色い小人のようなものが飛び出し、部屋の中に飛んでいたハエを宝石に変えてしまうのだ。その後の展開についてはネタバレになるのでここでは避けるが、虫が大量に出てくるので苦手な人は閲覧に注意が必要である。

話の内容はやや教訓めいたオチを伴うものであり、また一緒にアルファベットの単語が表示されることから、何らかの学習用に作られたアニメと見るのが正しいのかもしれない。しかし、単語の練習用であれば一画面に同じ単語を多数表示する必要も無いだろうし、教訓用のアニメにしては不気味な雰囲気とグロシーンの必要性は無いものと思われる。

自主制作アニメのようだが、なんとも不可解なものとなっているのだ。

(勝木孝之 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)