50年ぶりの新真実!?封印されていた「三億円事件」を扱った作品の数々





いま、インターネット上では「三億円事件」が注目を浴びている。

「三億円事件」とは今から50年前、1968年12月10日に発生した現金強奪事件で、現金輸送車に積まれた東芝社員のボーナス約3億円が白バイ隊員に扮した窃盗犯に奪い取られた事件である。

本事件は暴力に訴えずに計略だけで強奪に成功していることから「完全犯罪の教科書」と呼ばれていて、昭和時代を代表する未解決のひとつとして数えられている。

さて、そんな三億円事件が、今年2018年に入り、新たな動きが出てきたようだ。「なろう系」という言葉を生んだ小説投稿サイト「小説家になろう」にて「府中三億円事件の犯人は私だ」と名乗る作者の小説が掲載されたのだ。

この人物が本当に三億円事件の犯人かどうかは不明だが、確かに犯人だけが知っている情報も書かれていて、その信ぴょう性はますます大きな注目を集めつつある。




なお、事件から50年が経過しようとしてる現在でも人々の好奇心を掴んで離さない三億円事件だが、今までに三億円事件を二次的に取り上げた作品は何かとトラブルを抱える傾向にあった。

1975年に放送されたテレビドラマ『悪魔のようなあいつ』は、当時のトップアイドルだった沢田研二が三億円事件の犯人を演じた意欲作だが、実在の事件をモチーフにした影響からか、本作品は本放送以降は一度も再放送されない「幻のドラマ」となっていた(※現在ではDVDやオンディマンドも存在する)。

また、ロックバンドのTHE ALFEEは1975年12月10日(※三億円事件の時効日)に『府中捕物控』という三億円事件のことを歌ったパロディソングをシングルで発売する予定だったが、「事件を茶化している」「警察を馬鹿にしている」と横槍が入り、レコードがプリントし終わっているのにも関わらず急きょ発売中止となり、2014年に復刻されるまで完全封印曲となっていた。




さらに、石ノ森章太郎の漫画『サイボーグ009』にも009が三億円事件の犯人と対決(というか009が一方的に説教)をする『サイボーグ009対三億円犯人』という作品が1971年に発表されたが、あまりにシュールすぎる内容からか長年単行本には収録されず、こちらも幻の作品となっていた時期があった。

これら3作品のすべては、現在はソフト化や単行本化されているが、一時は目に触れることすら難しかったという事実は大変興味深い話である。

話は戻るが、果たしてこの度ネット上に現れた「三億円犯人」はホンモノなのか……事件自体を憶えている人間も年々少なくなっていく中、50年の沈黙を破りメディアにも名乗り出てくるのだろうか。

(文:穂積昭雪 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像『悪魔のようなあいつ DVDセット1

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