本アトラスでも度々取り上げているが、南極には厚い氷の下に謎の基地や巨大な洞窟のようなものが存在する事が確認されている。それらの一部はGoogle Earthなどでも確認できるが、自然物か人工物か、人工物であるとしたら果たして何のために造られたのかなど、全てが不明なものばかりである。
今回発見されたものは雪原に幾つかの建造物が存在しているというもの。人や雪上車の行き交いも活発なようで、周囲には轍が多数刻まれている事が解る。
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Antarctica mystery base discovered on Google Earth
しかし、この基地があるとされる座標にはどこの国の南極基地も存在しておらず、所属がまったく不明な基地となっているのだ。画像を拡大してみると、筋交いが雪に埋もれたような構造が確認できるため、自然物ではなく人工物であろうことには疑いはない。
その後、この場所は第二次世界大戦前にナチス・ドイツが南極に持っていた基地ではないかという説も出てきたのである。問題の基地は「コーネン南極基地」といい、もちろん現在は存在しない事になっている。だが、コーネン南極基地と問題の謎の人工建造物の座標がかなり近いことから、この基地との関与が疑われたのだ。
だが、勿論コーネン南極基地は数十年前に廃棄され、現在は使用されていない基地。しかし問題の基地は現在も使われている痕跡が残るものとなっている。そのため、「南極の地下でナチスドイツの残党が未だに活動しており、この基地は密かに今も地上への出入口の一つとして使われているのではないか」などという説も出てきているようだ。いずれにせよこの基地の正体は未だ不明であり、詳しい調査結果が待たれるものとなっている。
(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像©Google Earth Conspiracy Depot/YouTube