都市伝説

全国で「どん兵衛」が消えるミステリー?「どん兵衛」都市伝説

現在、全国のローソンでカップ麺の「どん兵衛」が店舗から消えさるという現象が発生しているという。

しかし、この現象は回収騒ぎや超常現象ではなく、人気テレビアニメ『ご注文はうさぎですか??』とローソンのコラボキャンペーンで「どん兵衛」を2つとクリアファイルが1枚付いてくるというキャンペーンを実施しているためである。インターネットでは全5種類のクリアファイルすべてを入手するため10個のどん兵衛をまとめ買いする猛者まで現れている。

さて、かつて「どん兵衛」(日清食品)は「赤いきつね」(まるちゃん)と熾烈なシェア争いがあったが、現在は2015年末に突如流行った「10分どん兵衛」(通常5分のどん兵衛を倍の10分待つ)が大ブームしたため売上的には「どん兵衛」側が一歩リードしているようだ。

かつて「10分どん兵衛」は芸人のマキタスポーツがラジオ番組で提言する前は一種の都市伝説としての側面が強く「どん兵衛はすこし伸びるくらいが美味しいらしい」と噂的に囁かれていたものが明確化したもの。日清は「どん兵衛は5分待つもの」という姿勢を崩さなかったが2015年末に担当者が「10分どん兵衛」の美味しさに気づき公式HPに謝罪文を掲載する騒動に発展したことがある。

また、古くは「どん兵衛は東京と大阪で味が違う」という都市伝説が存在したが、後年になって「東と西では味を分けている」と認めたことがあった。

蓋には「E」と書いてあるのが関東味、「W」と書いてあるのが関西味だが、これもかつては「知る人ぞ知る」話であった。

また80年代には「どん兵衛お茶漬け味」が登場していたという都市伝説があった。七味ではなく粉わさびがついていたという。

この都市伝説も本当で1982年に「どん兵衛のり茶漬」が発売されていた。時代が早すぎたのか、美味しくなかったのかすぐに発売は終了したという。

文:大森エビフライ