妖怪・幽霊

中国の不気味すぎる酒!?「フクロウ酒」とは





世界には様々な酒がある。ビールやワイン、ウィスキーや日本酒などポピュラーなものから、非常に希少価値の高いものまで様々だ。

そんな酒の中には、生き物を漬け込んだものもある。日本のハブ酒などはその代表格といえるだろう。中にはマムシやスズメバチ、サソリやヤモリなど、様々な種類が存在している。

だが、そんな「漬け込み」系の酒の中でも非常に珍しいものが中国の「フクロウ酒」だ。




中国の広州梅山市東坡Simeng通りに店を構えるある店舗で発見されたもの。店主によれば市場から200元でフクロウを購入、生きたまま酒に漬け込む事で頭痛や関節痛、リウマチに効く薬酒となるという。なお、本人のめまいの治療もあってこの酒を作る事を試み、販売も考えていたという。

10年ほどで完全に混ざり合い、また酒に漬かったフクロウは食べたりするものではないという。

実は中国ではフクロウは保護動物に指定されており、違法の狩猟や売買は禁じられている。この酒を作成した店主もフクロウを違法に取引した事で警察に逮捕され、購入した理由を自白した事がきっかけで「フクロウ酒」の存在が明らかになったという。




瓶に詰められたフクロウのインパクトは非常に大きく、このニュースが報じられるや中国版TwitterのWeiboでは騒動となり、同時に「残酷過ぎる」と非難を集めたという。

果たして本当に薬効があるかは気になる所だが、成都中医薬大学の李教授曰く、酒に漬け込んでも言われている通りの効果が得られるかどうかには疑問が多いこと、また野生のフクロウは体に病原菌や微生物が存在している可能性が非常に高いため、実際にこの酒を作成して飲むのはやめておいた方が良いとのことだ。

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(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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