地球に一番近い惑星である火星には、人面岩やピラミッドに見える奇妙な構造物が発見されることがある。
この度NASAが探査衛星HiRISEのカメラが撮影していた写真画像として発表したものは、なかなかユニークなものだった。こちらの写真は火星の表面を捉えたものなのだが、奇妙な形に区切られた場所に丸い目と大きな団子鼻に見えるような地形が捉えられている。
これについてNASAは「火星の表面に『マペット・ショー』のビーカー君のような地上絵が発見された」としている。
アメリカで長年放映され、日本でもよく知られたキャラクターが多数登場している『マペット・ショー』。これに出てくるトラブルメーカーなブンゼン博士の助手がビーカーだ。博士が発明した変な機械の失敗に巻き込まれる役を担うことが多い。確かにNASAが公開した画像はビーカーの似顔絵のような地形と言えなくもない。
もちろん、この地形は火星人によるいたずら書きと言うわけではなく、全くの偶然であるとされている。人間の脳は抽象的なパターンから意味のある形を見る傾向がある。よって、この地形もちょっと変わった不思議な地形である以上の事はないようだ。
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(飯山俊樹 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像 @HiRISE Twitter より